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心惹かれる紙のゆくえ「カルトナージュペーパーコース」

2014.09.13
投稿者:editor

本日は紙について。

私は昨年ある紙に出会いました。

それはそれは美しく ずっと見ていたくなるようなそんな紙でした。

その美しい紙は、イタリアの伝統工芸のひとつとして古くから愛され、一枚一枚手染めで作られていました。この世にふたつとない美しさは、世界中の人に求められ、17世紀からヨーロッパでは製本には欠かせないものだったそうです。

カルトナージュクラスのご要望があった時、この素敵な紙でぜひお届けしたいと思いました。

残念ながら、手染めの紙は日本では数枚しか手に入れることができず、現地の職人さんにお願いをしても数は揃えられない・・ということで四方八方手を尽くしたのですが、イタリアの手染めマーブルで作ることはかないませんでした。

この紙のことをよくよく勉強していくと、もとは日本の伝統工芸が伝わっていった説がありました。様々歴史の本を読み解いていくと、マーブルの手染めは日本の墨流しという技法とかなり似ていることがわかりました。

どうしても手染めのマーブルを再現したくて、日本の色々な方にお願いし手染めで再現できないか奮闘。

ここには書ききれませんが、試行錯誤した結果、日本で模様を作ることに成功しました。

さらにそれを印刷し、オリジナルペーパーとして皆さまにご提案することが叶いました。

できれば、職人さんが一枚一枚手染めで作った紙を用いて、カルトナージュができたら最高だったのですが、数も極端に少ないこと、料金がびっくりするくらい高いことがあり、レッスンでは印刷したものを使用しています。

ただ、コースを受けられた後はぜひぜひ手染めの紙を使って、大事な人へのプレゼントに使っていただきたいなあと思います。(1枚3000円~5000円しますが。。)

一枚の平らな紙が、手帳になったり、家族の大事な写真を入れるアルバムの表紙になったり。

既製品を買えば手軽で簡単なのでしょうが、なぜだか心を込めて手作りしたくなるのは、便利な時代だからこそでしょうか。

心惹かれる紙のゆくえ

カルトナージュは好きなカタチやデザインを生み出してそれに合うように紙や布を貼っていく作業です。生徒さんとじっくり楽しみながらレッスンしていただき、コース作品以外の素敵な作品をたくさん作っていただけたらと思っています。

体験レッスン

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@fujie_okamura
@fujie_okamura

Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。