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花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します~大田花き市場編~Vol.1

2016.03.24
投稿者:fujie

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フラワースクールというと、一般的なイメージとしては皆様「生花」の教室を想像されるのではないでしょうか。

でも・・・実は「生花レッスン」を取り入れる教室は減少しています。 生花を取り扱わずに、枯れない花として人気の高まった造花(アーティフィシャルフラワー)やプリザーブドフラワーだけを専門にレッスンしているフラワースクールが増えています。

それはなぜでしょうか?花市場のご紹介の前に生花レッスンを取り扱わないスクールが増えてきた理由をまとめてみました。

 

フラワースクールが生花レッスンをしない4つの理由


理由その(1)
『朝早く仕入に出かけなければいけない
早朝5時~6時ごろ)
お子さんがいらっしゃると、忙しい朝に家をあけられない方も多いですよね。ご主人やご家族の協力無くしては、難しいかもしれません。

理由その(2)
『仕入ロットが多い(ロットとは最小販売数のこと)ので、少ないレッスン人数だと花が余る』
たくさん生徒様がいらっしゃったり、お教室とショップを両立されている方は問題ないと思いますが、数名を対象としたレッスンを行う場合には、ロットが多いと余らせてしまう為、市場での仕入は逆にハードルが高くなってしまうこともあります。

理由その(3)
『花を使う当日(また前日)に必ず行かなければいけない』
レッスン後に生徒様のご自宅でも最低1週間は作品をお楽しみいただく為には、新鮮な花をレッスン当日、もしくは前日に仕入れなくてはいけません。

そして市場近くに住んでいない場合、電車の始発もまだ動いていない可能性がありますので、車は絶対に必要です。 また 近くに住んでいても、保水された花を大量に手持ちで運ぶのは限界がありますので車の方がおすすめです。

理由その(4)
『生ものなので生徒さんのキャンセルが怖い』
生花は枯れてしまうので、生徒様からキャンセルされてしまっても、花を次回に繰り越すことができません。

つまり無料でキャンセルを承ることができないので、その分ハードルが高くなり、生徒様が申込みしにくくなる傾向があります。

その点、造花やプリザーブドフラワーはここがすべてクリアされているので、 自宅でフラワースクールを開く人はだんだん「生花」を取り扱わなくなってきているのです。

 

 

それでも・・・・・花講師は生花レッスンが大事!


それでもあえて! 書いてしまいますが、花教室であれば「生花レッスン」は大切です。

花といえば「生花」と、一般の生徒様はイメージしていますし、生花の技術があること=信頼できる講師、というイメージがあるのも事実だからです。

 

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生花のレッスンを毎日取り入れることは難しくても、年に数回 季節のレッスンを生花で取り入れることによって、通ってくださる生徒様も喜びますし、講師自身もまた技術を身につけていくことができます。

 

何より、みずみずしいエネルギッシュな生のお花は本当に素敵です。 仕入れや手入れも比較的楽な造花やプリザーブドフラワーよりも敷居は高いですが、生花にはそれだけの価値があります。    

 

花講師が市場で仕入れるのをすすめる理由は3つ


今回は「花市場」について詳しくご紹介したいと思いますが、その前に「なぜ花講師が市場で花材を仕入れることをおすすめするのか。」その理由をご説明いたします。

ご近所の生花店で花を仕入れることもできますが、市場で花を仕入れると、以下のようなメリットがあります。 生花店で売られている花と、市場で仕入れる花の違いをよく理解した上で、より良い花をレッスンに取り入れることが重要になります。

 

同じように見える花でも仕入れによってどのような違いがあるのか? 以下にまとめてみました。  

理由その(1)
『花の質がけた違いに良い』

街のお花屋さん達には皆独自の「花の保存」技術があります。

その為、1週間前に仕入れた花でもまるで昨日仕入れたかのように見えます。これが悪いということではなく(企業努力ですので)花屋さんで並ぶ花は一見同じ質に見えるのですが、実は違うということです。

そして市場の花は当然ながら花屋さんに並んでいるものとは違い、出荷されたばかりの花になりますので、花の質がけた違いに良いのです。

花が長く持つ=生徒さんがレッスン後も長くアレンジを楽しめるということは生花の基本でもあります。
レッスンの後も自分の作った花がずっと生き生きとしていたらとてもうれしいものです。そしてその気持ちが、次回のレッスン予約に繋がります。  

理由その(2)
『価格が安い』

ロットで仕入れるので、1本の価格がとても安くなります。

通常花屋さんではこの仕入価格から3倍はつけて販売していると思います。 その為花屋さんではなく市場で直接仕入れると、沢山の花材を使用した作り応えのあるレッスンが提供できます。

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レッスンで少ししか花がない・・・とガッカリした経験、花講師ならありますよね。

少ない花のレッスンは、生徒様にもつまらない思いをさせてしまいます。 花屋さんで通常価格で購入するなら、がんばって市場で安く良質な花を仕入れることをお勧めします。

レッスンできっと生徒さんが喜んでくれますよ。  

理由その(3)
『変わった花が仕入れられる』

普段花屋さんで見かけない花を扱うことが生徒さんの楽しみに繋がります。

これがそのままレッスンの質の向上に繋がるのです。

「こんなに珍しい花を先生が用意してくれた!」と必ず生徒さんは喜んでくれますし、市場で素敵な花を見つけるのことは、私たち講師の楽しみにもなりますよ。

 

 

市場で花を仕入れる=長く愛される花教室になるということ


市場で仕入れるということは=リピートしてもらえる質の良いレッスンが提供できる ということになります。

 

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どんな仕事もそうだと思いますが、フラワースクールはリピートしてくれる生徒さんに支えられています。これはもう絶対ではないでしょうか。

1回限りの単発レッスンを多く開催するのも良いですが、長く通ってくれる生徒さんとの時間は講師にとっても楽しい時間です。生徒さんが楽しみに通ってくれる質の良いレッスンは、結果的に、講師にとって貴重な経験として返ってきます。

生花の仕入は苦労が多いです。

それでも、生花レッスンを年に数回は取り入れることをお勧めいたします。 生徒さんが本当に喜んでくださる顔を想像すれば、早起きも頑張れますよ!    

 

大田市場でどうやって花を仕入れるの?


前置きが大変長くなりましたが、次は実際に私達が利用している「大田市場」のご紹介をいたします。 皆様にわかりやすくお伝えできるようにカメラを持って行き、たくさん写真を撮ってきましたよ。

 

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市場ってなんか怖い、仕組みがわからない・・・ こんな人でもこのレポートを見れば大丈夫です! 1回も行ったことがない人は講師仲間と一緒に行くのも良いと思います。ぜひ参考にしてくださいね。

大田市場のレポートは次の記事でご紹介予定です。

>>>花講師は生花店ではなく花市場で仕入れるのがオススメ その秘伝を詳しく解説します~大田花き市場編~Vol.2     

 

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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。