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どうする?花教室の悩み「先生このフラワーアレンジどうやって作ってるの?」「写真撮っていいですか?」

2016.06.23
投稿者:fujie

本記事は過去に会員様向けに配信させていただいた内容です。一部を加筆・修正してお届けいたします。

フラワースクールを開講する時に頑張って考えるオリジナルの技術。このテクニックを守る為にいろいろな先生方が日々ご苦労をされているようです。

今日は、ある会員様からの相談内容を例に挙げて考えてみたいと思います。

相談内容

お悩み1)
自分のオリジナルアレンジのメカニックについて生徒様から質問され困っています。

お悩み2)
私の教室では、写真撮影一切禁止です。問題あるでしょうか・・??

どちらも良くお聞きする質問、ご相談です。

まず最初に、お悩み1の「オリジナルデザインの保守」という視点からお伝えしてみたいと思います!

お悩み1)オリジナルアレンジ・生徒様のご質問に困った!

~お寄せいただいたお悩み~

 『先日のことです。
わたしが考えたオリジナル単発レッスンの作品をアトリエに飾っておいたら、FEJプリザーブドフラワー資格取得コースの生徒さんに「先生!この部分(単発アレンジを指し)の作り込みはどうなっているんですか?」と、その単発レッスンのポイントとなるメカニックの部分を、軽々しく質問されてしまい、返答に困ってしまいました・・』

習い事のご経験がある程度ある生徒様であった場合は、このあたりの空気を上手に読んでくれるものですが、初心者の方はそれほど気にせずご質問されます。でも、作り方を細かく口頭で教えるのも・・・・・難しいですよね。

ではどのようにしたらこの「返答に困る気まずい質問」をクリアすることができるのでしょうか。

 ●生徒さんに有効な魔法の言葉

まずは気まずさを解消してくれるステキなワードをご紹介したいと思います。

 「このデザイン(テクニック)は、オリジナルレッスンとして販売されているものなので、今ここでそれをお答えしてしまうと、お金を払ってレッスンに来てくれた方に申し訳が立たなくなってしまいます。本当に申し訳ありません。。」

このようなご説明であれば、生徒様も納得し、その場をうまくおさめることができるのではないでしょうか。

●オリジナルテクニックはチラ見せがGood!

生みの苦しみをご経験された方ならわかると思うのですが、ひとつのデザインを考え出すにはそれなりに時間と労力が必要になってきます。だから自分たちの力で守らなくてはなりません。

ラーメン屋さんの秘伝のタレのレシピみたいなものです。(例えがなんですが・・)

これは「ケチ臭い」という概念とは一線を画したいところです。でも、あまり守りすぎてもいけません。これこそケチ臭いです。

私でしたら、テクニック部分を聞かれたら概要だけをさらっとご説明します。そして、重要な部分は教えません。チラ見せです。重要な部分は口頭では伝えきれないですし、そこを伝えるためのレッスン(実技)の時間だからです。

ただし、その質問は今ここで簡単にお答えできるものではない、ということをストレートに伝えたら相手も傷つきますのでここは要注意です。

質問をされたら、

・概要をさらっとお答えする(例えば、あのブーケのテクニックをさらに応用したものなんですよ!等)

・次に、重要な部分は上記で記載したセリフを言ってみる

・ただし、申し訳なさそうに!(フラワースクールはここがポイント)

もし、私が意欲ある生徒でしたら、「重要な部分を知りたい!!」となって、その技術を学べるレッスンに申込みすると思います。

反対に、先生が「これはわたくしのオリジナルデザインです!キー!!」となっていたら、もうこの先生のレッスンはお終いにしよう、、と思うでしょう。

お悩み2)教室での写真撮影禁止は問題があるか?ないか?

~お寄せいただいたお悩み~   

 私のお教室では、写真撮影を禁止しています。

なぜなら、撮影したその写真がどのように使われるかわからないですし、あたかもご自分でお作りになった作品のようにブログに載せられては困ります。

そのような理由でアトリエ内の撮影は禁止にしていますが、これって悪いことなのでしょうか?

悪いことではありませんが、得策とは言えません。

なぜなら、これこそケチ臭いと思われてしまうからです。

●生徒さんに有効な魔法の言葉

というわけで、こちたのお悩みを解消してくれるステキなワードその2をご紹介したいと思います。

教室内の撮影は自由ですが、ブログなどに載せる場合は「○○教室のアトリエで撮影した」という一言を必ず添えて下さい。

このように、最初のレッスンの時に説明するだけです。

問題はクリアになりますし、生徒様も著作権や肖像権といったデリケートな部分のお勉強を同時にすることができます。

でもなにより、今はSNSで情報が広がる時代。楽しそうな雰囲気のレッスンや、素敵な作品がシェアされたら、それが集客につながる時代なのです。

どうしても嫌!という人はもちろん構いませんが、撮影を絶対に禁止するのは得策ではないでしょう。

スクールの写真撮影は最初にある程度のルールをご自分の中で決めておいて、初回レッスン時(あるいは入会時)に伝えておくのがこちら側のマナーともいえます。

撮影ルールの例)

・重要なメカニック部分の撮影の一般公開は出来ません。

・SNSでご使用される際は同席の生徒さんのお顔は写さないようにお願いいたします

・出来上がった作品はぜひ素敵に御撮り下さいませ!

等々、ご入会時にきちんとご説明なさっておくのがいいと思いますよ。

オリジナルテクニックの守り方 

お花の先生には優しい方が多く、これくらいは良いかとついつい甘めあまめに見ているうちに、トラブルに発展してしまうことがあります。

やさしさ故のことなので、トラブルになった時は、傷が深くなりかねません。

トラブルを未然の防ぐ為には、ここまではOKここからはNGという線引きをしっかりと決めておくことが大事です。

そうすることが生徒様と良い関係を築くことに繋がるのではないでしょうか。

 

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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。