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【アレンジメント初心者さん必見シリーズ】レッスン&販売に便利なデザイン&原価計算ノートを作ろう!

2017.11.17
投稿者:fujie

むかーし、むかしのこと。花を始めたばかりの私は、百貨店出店が決まり、さあアレンジの価格を決めよう!とテーブルに花を並べ、夫に「これは5000円くらいだよね?」「こっちは8000円くらい??に見えるよね?」夫「・・・・・。」

花の一般価格を私は「見た目」で決めようとしていたことがありました。

夫に「原価はいくらなの?」と聞かれ、ハッとしたことがあります。そうか、こうやってモノの値段てきまるのかあ・・と。懐かしいけれどあまりにも世の中を知らなさすぎた私の笑えない話です。

皆さまは、ご自身が考えたオリジナルデザインのアレンジのデーターをどのように残していらっしゃいますか。

レッスン価格や販売アレンジの価格を決めるときに欠かせないのが材料(原価)価格がいくらなのか、ということ。デザインを考える際には、販売用でもレッスン用でも、先生方は計算機片手に原価を計算をしています。

ですがせっかく計算した原価も、一生懸命考えたデザインも、プレゼントしてしまったら手元に残りません。これは少しもったいないことです・・

そこで、アレンジメントごとに、デザインと原価を記入したデーターを残しておくと、これが後で大きな財産となって役に立ちます。

早速、どのように作っていけば良いのかご紹介いたしますね。

●まずはどんな書式にしたらよい?ノートの作り方

原価表はどのような書式にしたら良いのでしょうか。便利なのはやはりエクセルなどの表を作成して管理すること。資材価格の一覧(問屋毎の仕切り別に)を併せてを作っておくと、本当はすごく便利でオススメです。

エクセルなどと書くと「えっ・・・パソコン苦手なんです・・」という声が聞こえてきそうですが、それほど難しく考えなくても大丈夫です!パソコンが使える方はパソコンで。苦手な方は、ノートやルーズリーフを使ってみましょう。

ノートの作り方の一例をご紹介しますね。

①まずノートに
・作った日時
・アレンジメントの名前(難しく考えてなくてOK。ダリアアレンジ、ヒマワリブーケ等)
・用途(プレゼント、レッスン、自宅用等)を書きます。

②次に、花器やアーティフィシャルなど、値札があるものは取って、ペタペタとノートに貼ってしまいます。

③値札が無いものは、手書きで値段を記入しておきます。それぞれ、使用した量も書いておいて下さい。

サハラなどは1/2、1/3、1/4など使った分だけ。アジサイやリボンも使った分だけ算出します。

④すぐに使うレッスン用の資材であれば、それぞれ上代と原価を記入してしっかり原価計算し、記入しておきましょう。レッスン用や販売用で無いのなら、ざっくり上代だけ書いておくだけでもOKです。合計も出しておくと良いですね。

⑤最後にアレンジの写真を携帯で良いので撮影して印刷し、ノートに貼っておきましょう。出来れば正面だけでなく、サイドやバックも撮影しておくと良いですよ。

ノートに写真を貼る時は、ページ見開きでどちらかのページに原価、どちらかのページに写真を貼っておくと良いと思います。写真の下には、忘れないうちに作成時や商品仕入れの時の注意事項などを記入しておくと良いでしょう。

こちらはダミーでスタッフに作ってもらったノートです^^ご参考までに

こんな風に、日々の記録を付けておくと、たくさんのデーターがたまります。作品自体はプレゼントしてしまうことが多いと思うので、手元に残らずなんとなく忘れてしまうのですが、ちゃんと記録しておくと、意外にたくさんのデザインをしていることに気が付くと思います。

急にアレンジを頼まれた時など、デザインを考える時間がない時にはノートの中からササッと作っても良いですし、3000円くらいのアレンジを・・などとご注文いただいた場合には、出しておいた原価が参考になりますね。

お教室を開きたいなぁ、ネットショップをはじめたいなぁと思った時にも、このノートがあれば、オリジナルコースやオリジナルデザインを新たに考える手間をいくらかは省くことが出来そうです^^

最初は大変ですが、一度作ってしまえばとてもラクになりますので、よろしければぜひ参考にしてみて下さいね。

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@fujie_okamura

Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。