お正月アレンジメントや仏花で使用することの多い、プリザーブド加工された菊類。
慎重に扱ったつもりでも、花びらがとれてしまうこともあります。
繊細で壊れやすい花材を、あらかじめ予防しておくテクニックとリペアの仕方をご紹介します。
今回は木工用ボンド、ピンセット、つまようじといった手軽に手に入る道具で予防・リペアする方法をご紹介します。
早速、準備したものでプリザーブドマムの簡単補強・リペアする方法をご紹介します。
まず、フロールエバーのポンポンマムの補強方法をご紹介。
大地農園の小菊なども同じ方法で補強できます。
つまようじの先端に木工用ボンドを付けます。
ポンポンマムは、外側の花びらが抜けやすいのですが、花びらの抜けを防ぐ方法は木工用ボンドを付ける場所がポイント。
必ず、ガクと花びらの付け根のあたりに木工用ボンドを塗り乾燥させてください。
大地農園 ポンポン菊のリペア方法をご紹介。
花の部分を持ってしまうと、花びらがとれてしまうことがあります。
その際は、花びらの根元部分に木工用ボンドを塗り、ピンセットで取れた部分の花びらを戻し乾燥させます。
大地農園 輪菊のリペア、補強のご紹介。
輪菊は、花びらが開きすぎることがあります。
気になる花びらに木工用ボンドを塗り乾燥させます。
また、先端部分を除く花びらの裏側に木工用ボンドをあらかじめ塗り、花びらを指などで開いてあげると、開花の状態を長く維持させることも出来ます。
特別にカーネーションの形の整え方をご紹介します。
箱から取り出すと、このように花びらが押されて形が崩れているときがあります。
指アイロンと、木工用ボンドで簡単に綺麗なカーネーションに変身させます。
指アイロンとは、指と指で花びら押さえることで、花びらのシワをのばすことです。
折れている花びらは一枚一枚指アイロンをします。
開きすぎている花びらの根元付近に木工用ボンドをつけ乾燥させます。
手を加えることで、一回り大きくなったカーネーション。
簡単に綺麗なカーネーションになりました。
木工用ボンドは、乾くと透明になり目立たなくなります。
また、乾くまでに時間がかかりますので、その間、焦ることなく作業を進めることができます。
ほんの少し手を加えてあげることで、花材が長持ちしたり、リペアすることで、花材が生き返ります。
ちょっとしたテクニックは、レッスンで生徒様が喜んでくれますので、是非お試しくださいね!
千葉県・茨城県試験校
メイスタイル 山田めぐみ