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あじさいの季節到来!日常生活に取り入れて楽しむコツ ~水揚げ方法・ドライ製法~

2020.06.18
投稿者:ayumi

6月、梅雨の代名詞といえば「あじさい」ですよね。


青やピンク、紫など色鮮やかな花が咲き乱れるこの季節を楽しみにしてる人も多いのではないでしょうか?

また切り花では輸入物も多いため、一年を通しほぼ流通している人気花材でもあります。

今回は切り花のあじさいをご家庭で長く楽しむためのコツをお教えします。

切り花のあじさいを長く楽しむための水揚げ方法

あじさいは水揚げが難しいとよく耳にしますが、ちょっとしたひと手間を加えることで、水の吸い上げがよくなり、きれいな状態で長く楽しむことができます。

・準備するもの

まず、ハサミやナイフはよく切れるものを用意してください。

茎のカットにはより断面積を大きくできるナイフが理想ですが、無ければカッターで大丈夫です。(もちろんはさみでも可)

 

①余分な葉を取り除く

下葉が多いときは余分な葉を取り除きます。

 

②茎を断面積を大きめに斜めにカットする

茎を斜めにカットします。

そのときなるべく断面積を大きく削ぐように切ります。

斜めに切ることで導管がつぶれることなく切断面の面積が広くなり水の吸い上げが良くなります。

 

③断面の白いワタは必ず取り除く

断面に白いワタが詰まっているのでこれをナイフの先端などで必ず取り除きます。

※縦に半分や十字にカットする方法もOK

茎の斜めカット以外に縦に半分や十字にカットする方法も有効です。

その場合も必ず白いワタは取ってください。

 

④新聞でカットしたあじさいの花の部分を巻く

このカットした状態でバケツや花瓶に水を入れつけておくだけでももちろん水は揚がりますが、もうひと手間かけます

カットしたあじさいは、新聞で花の部分を巻きます

 

⑤斜めカットした茎の部分だけを焼いて水につける

斜めカットした茎の部分だけをコンロやバーナーなどで真っ黒になるまで数分焼きすぐ水につけます。

切り口を焼いて炭化させることで、菌の繁殖防止と水の吸い上げに差が出ます。

水が揚がったら炭化した部分はカットします。

また、焼く以外に湯揚げも有効です。

焼く場合と同様に、新聞で包むまでは同じで、バケツなどに熱湯を2~3センチほど入れ、切り口を20秒ほどつけます

湯から上げたらすぐ深水につけ水が揚がったら変色した切り口は切り戻します。

上記の方法で驚くほど花持ち違いが出ます。

 

あじさいをドライフラワーにしたい場合には?

あじさいをドライフラワーにしたいと思っている方も多いはずですよね。

残念ながらすべてのあじさいがドライフラワー向きではありません。

梅雨時期に開花したばかりのあじさいは、きれいな自然乾燥でのドライフラワーにはなりにくいあじさいです。

切り花の輸入アジサイや秋色アジサイなどは、簡単にドライフラワーになります。

ただし、ドライフラワーにしたいあじさいもしっかりと水揚げができているほうが仕上がりも美しく差が出ます。

また、自然乾燥でドライフラワーにするベストシーズンは、大気中の湿度が低下し、花が蒸れない9月から12月くらいだといわれています。

・ハンギング法

一番簡単な方法として、ぶら下げたままでも素敵なインテリアとして楽しめますし、気が付けばドライフラワーになっていることでしょう。(ハンギング法)

 

・ドライ・イン・ウォーター法

もう一つは空気が乾燥する秋以降であれば、あじさいを水を入れた器に生けておくだけで、花びらからゆっくりと水分が抜け、自然な風合いを残したドライフラワーとなります。(ドライ・イン・ウォーター法)

 

・ドライフラワー技術を学べるドライボタニカルコースへ

よりきれいに色を残したドライフラワーの技術を学びたい場合は、クリエイトアカデミーのドライボタニカルコースがおススメです。

 

四季折々の季節を感じ、その時の最適な方法を用いて、楽しみながらお花を飾って、残してみてくださいね。

 

シャンリーブル 萱谷厚子

https://www.instagram.com/champs_lible_plus

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@fujie_okamura
@fujie_okamura

Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。