今年の夏は本当に湿気が多くどんどん日本が気候異常が進んでいるように思った方も多いと思います。
日本も亜熱帯地方になるんじゃないかと思うくらいですが、
梅雨、そして湿度の高い夏は、プリザーブドフラワーにとっては最悪の気候です。
ヘデラやユーカリなどの枝物は、アレンジメントにはよく使うので、
常に保管されている方が多いと思います。
今日は、私のショップ&スクールで起きた、枝物プリザにまつわる、
ある日の出来事をお話しします。
朝、お店をOPENした時のことです。
ふと見ると、床にポタポタ血痕が!
「キャー!もしかして娘が事故か何か怪我して帰ってきた???」
そんなパニック状態に一瞬なりつつも、 少し冷静になって、
血痕の正体がわからないまま、とにかく床をふくことに・・。
すると目の前に観葉植物用のワイヤーポットに入れられたユーカリ(レッド)のプリザーブド束が。
血痕は、そこから流れてきていました。
そうです。湿度が高くなったことで、
ユーカリの枝から赤い液(染料)がしみ落ちていたんです!
プリザーブドフラワーは湿度が高いと着色料が枝の切り口からにじみ出てきてしまいます。
アレンジメンントでも、湿度が高いと花材どうしで色移りしやすいですよね。
それ以降、ポットに立てて保管する時は、このように枝の切り口にビニール袋でカバーするようになりました。
生徒様の前にそのまま出しても良いように、ついでにちょっとおめかししてみたら、
「ソックスを はいているみたいですね♪」と、生徒様にも好評です。
皆さんもキャー!ってことにならないように。
ちょっとした一手間で、安心対策を!
枝物の保存を教えてくださったのは
「アルベロロッソ」赤木先生です☆