こちらの記事は以前ご紹介したものに加筆してお届けいたします
9月に入り、秋らしいアレンジが作りたくなる季節になりましたね。
秋から冬のシーズン向けに出回るいろいろな形の木の実たち。かわいいですよね^^クリスマスリースにも欠かせません。
木の実やドライ素材を使うとアレンジやリースがぐっと秋らしくなるのですが、木の実には茎が無いので、どんな風にして扱ったら良いのか戸惑う方が多いようです。
そこで今回は、いろいろな木の実のワイヤリングの方法をご紹介したいと思います。
中華料理で使う「八角」でおなじみのアニス。星形がかわいらしい木の実です。
スターアニスは♯24のワイヤーを、上から引っ掛けるようにワイヤーをかけます。
下でしっかり捻じればOKです。
バクリもアニス同様、上からワイヤーを掛けます。
下でしっかりねじれば完成です。
ボタンみたいでかわいいユーカリの実ですが、どこにも引っ掛けるところがありません。
そこでこんな方法はいかがでしょうか。♯24のワイヤーでユーカリの実がおさまるくらいの輪を作りそこにグルーを流して土台にして・・
直接、下のすぼまった部分に、角度をつけたUピンをグルーでとめても良いですが、こんな方法もあるのでご紹介です^^
バラの花に似ていることからその名がある「シダーローズ」はヒマラヤ杉の松ぼっくり(実の先端)です。冬にヒマラヤ杉がある公園に行くと、運が良ければ見つけることができます^^
シダーローズはとても軽く、グルーとも相性が良いので、写真左のようなUピンを作って角度をつけ、グルーでシダーローズにとめれば完成です。
開いた松かさが特徴的なマツボックリ。
開いているカサの隙間にワイヤーを通して、お尻の中央の部分でまとめ、ワイヤーが解けなようにネジっておきましょう。不安定な時は、お尻の部分にグルーガンをつけるとしっかりと固定できます。
松かさにワイヤーが引っ掛けられない時は、上でご紹介したシダーローズと同じようにワイヤーをUピン状にして少し角度をつけてグルーでとめます。
スライスしたような割れ目が入っているシングルコーン。
溝にワイヤーをひっかけて下で捻じり、ピック状にします。
ライムを丸ごとドライにしたライムボール。存在感があるのでアレンジやリースのポイントにぴったりです。
ライムボールは縦の切れ込みの間にワイヤーを通して、下でしっかり捻じります。
ライムボールは重みがあるので#20のフラワーワイヤーを使用して、揺れが無いようにしっかりとワイヤーを捻じり留めて下さい。ペンチを使うと作業がやりやすいと思います。
ご紹介した木の実は、花材問屋さんなどで流通しているもののほんの一部ですが、殆どのものは、上記でご紹介したワイヤリングのいずれかの方法で留めることができます。
かわいい木の実は、体験レッスンなどでも喜んでいただける素材です。色々と工夫して、ぜひステキなアレンジをおつくりください!