>プリザーブドフラワーアレンジ必須のテクニック②モスの種類と使い方(前編)から続いて実際の使い方をご紹介いたします。
ワイヤーと違い簡単で誰でもできますが、今日はモスを触るのは初めて!という方のために、実際の入れ方を画像付でご紹介したいと思います。
ご協力いただいたのは、本校講師の松川先生です。
ワイヤーの種類と使い方については過去にご案内した記事がありますのでそちらをご参照くださいね。
>プリザーブドフラワーアレンジ必須のテクニック①ワイヤーの種類と使い方
モスの基本色はグリーンです。
深いグリーン、明るいグリーンといくつか色があります。またホワイトのモス、ホワイトをくすませたようなナチュラルカラーのモスもありますのでアレンジによって使い分けると良いです。
モスの登場頻度が一番高いのは、アレンジメントの隙間埋めです。ワイヤーやセックなどアレンジのメカニックが見えるのはよいアレンジではありません。とはいえ、プリザーブドフラワーやアジサイだけで埋めようとするとコストが高くなってしまうのです。そんな時モスは大活躍してくれるのです。
それでは実際に使い方をご説明しましょう
①アレンジの後ろからの画像です。アレンジの足元にあるハラやワイヤーが見えてしまっていますね。こんな時はモスを入れてメカニック部分を隠すのが素敵な作品作りにつながります。
②グリーンワイヤーを使ってUピンを用意してください。Uピンは約4センチのワイヤーを折り曲げたくらいのサイズです。
③サハラの上にモスを載せこのUピンを挿してください。モスが固定されて動かなくなります。
④後ろ側も隙間が埋まりました。
アレンジは正面からだけではなく、左右、後ろ、また斜め下から見ても美しくなくてはなりません。モスはそんな時にとても使いやすいアイテムなのです。
モスは隙間埋め以外にも使い方もあります。
こちらは当協会仏花コースの作品です。シートモスを使い、苔玉のイメージしたように作っています。アレンジの雰囲気に合わせてモスを使い分けていくことができるといいですよ!
ご注意
プリザーブドフラワーアレンジの仕上げに欠かせない素材「モス」最後に少しだけ注意点を!
モスの中にはごく稀に虫が紛れていることがあります。
生きている虫がまぎれていることもありますし、プリザーブドされてしまった虫がまぎれていることも・・・・。レッスン中や製作中に卒倒されないよう予め虫がいることを前提にお使いになられるとよろしいかと思います。(うじゃうじゃいるわけではないのでご安心を!ごくまれに発見される程度です)
虫が苦手という女性が多いので、私はレッスンの時に必ず生徒様に伝えていました。
この虫問題だけ気を付けていただくと、モスはとても便利な花材です。 アレンジの雰囲気を良くしたり、メカニックを隠したり、とても便利なアイテムです。是非ご活用いただきこれからも素敵なアレンジメントをお作りいただけたらと思います。