今回フラワーエデュケーションジャパンは、4代目レジュロン当主である ブルーノ・レジュロン氏からコサージュ作りを学ぶことができました。
レジュロンが研修生を受け入れたのは、フラワーエデュケーションジャパンが初ということで、 世界的にも大変貴重な経験をすることができました。
この貴重ですばらしい体験の様子を、2回に渡って皆様にご紹介したいと思います。
VOL.1では工房内の様子をご案内をいたします。
レジュロンの創業は1727年。 パリで一番古い造花の老舗メゾン
4代目のご主人ブルーノ・レジュロン氏が作りだす花は世界の人々を魅了し、
「レジュロンの花は本物より美しい」との評価を受け、クリスチャンディオール、シャネル、 イヴサンローラン、ウンガロ、ルブタンなど、世界的に有名なファッションブランドから コレクション用の依頼を受けています。
クリスチャン・ディオールの元デザイナーであるジョン・ガリアーノは、コレクション用に選んだ 生地を自らレジュロンに持ち込み、斬新なデザインのアイテムを製作してもらったそうです。
レジュロン工房は、オペラ座に近いプチシャン通り20番地にあります。
工房は通りから一歩入った静かな、とても雰囲気のあるアパルトメントです。
オシャレな木製の階段を上がっていくと、レジュロンの入り口があり、古い木製の扉を押すと、 染料と湿り気を帯びた絹布の匂いがします。ブルーノ氏がわざわざ出迎えてくれました。
整理棚には、引き出し毎に色とりどりのコサージュが収納されていました。
素材や形も実に様々で、見ているだけでうっとりしてしまうような作品ばかり。
中には年代物のアンティークなコサージュもあり、4代続く老舗コサージュ工房の歴史を感じました。
工房内に無造作に置かれたハイブランドからのオーダー品たち
テーブルの上に無造作に置かれていたコサージュは、ハイブランドからオーダーされたものでした。
生地の素材や染め付けもブランドのイメージに合わせて製作されています。
レジュロンは、絹布で作るアーティフィシャルフラワーの他にも、羽根を使ったコサージュや衣装の製作を得意としています。 オーストリッチの羽根や見たこともないようなステキな羽根を使ったお洋服も工房内では見かけることができます。
こちらはおなじみクリスチャン・ルブタンのステキなハイヒールです。
羽根で作ったお花がポイントになっていますね。
こちらの白い羽根は、シャネル本店のディスプレイに使用される羽根だそうです。
このように、ブルーノ氏が作りだす花は、世界のファッショニスタたちからこよなく愛されています。
いかがでしたか。レジュロンの工房の様子。
「コサージュ工房・レジュロン研修 VOL.2 」では、
実際に研修を受けている様子をご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに♪
マコ