世界の花情報 VOL.2は、パリ・ランジス市場で見かけた、
めずらしい花をご紹介します。
前回のVOL.1では、ランジス市場の広さをご紹介しましたが、
ここの市場は切り花だけでも、ものすごい量のお花が出回っています。
こちらは日本の花市場ではまず見かけないシクラメンの切り花です。
こちらはスミレ。
日本では鉢物として使われる花も、パリでは切り花として出荷されます。
茎を長くすることで、ブーケや アレンジにも使えますよね。
日本の花市場では、生産者から仕入れた花は、一度セリにかけられてから、
花問屋に並びます。
しかしパリでは、セリにかけることなく、生産者が直接花問屋へ商品を持ち込み、
パリのフローリストたち はお気に入りの花問屋で好みの花を買います。
日本では真っ直ぐな枝や大きさが揃った花などが高値で売買されますが、
パリでは曲がった枝や不揃いな花の方が人気で、それらの花が高値で売られています。
フローリストなみならず、生産者たちも人とは一風違った花を育て、
市場に納めているようです。
ランジスの市場に入る花の多くは、オランダ産のもの。
花を入れているバケツがベージュのものはオランダ産だそうです。
バケツの色で産地が分かるというのもシンプルで良いです。
VOL.1で、パリスタイルではグリーン使いがポイントになるとご紹介しましたが、
こちらのグリーンもパリで 人気のアイテムです。
残念ながら日本では手に入らない花材がたくさん出回っていましたが、
この「人とは違うオリジナルの作品づくり」という精神は、とても勉強になりました。
皆さんも、人とはちょっと違う“一味”を探してみて下さい^^
(身の回りにあるものでも十分オリジナリティーは出せますよ☆)