プリザーブドフラワーやアーテイフィシャルフラワーの作品の仕上げに欠かせないアイテム「モス」。このモスをアレンジの仕上げに入れるのと入れないのとでは見た目の雰囲気が変わりますので、アレンジには欠かせない素材です。
今日はこのモスについての使い方や種類について詳しく皆様にお届けしたいと思います!
ワイヤーの種類と使い方については過去にご案内した記事がありますのでそちらをご参照くださいね。
>プリザーブドフラワーアレンジ必須のテクニック①ワイヤーの種類と使い方
モスって何?「モス(moss)」は日本語の「苔」です。
モスは日本語に訳すと「苔」という意味です。
苔は地面や岩の上に広がるように生長する植物。 日本では松の木の下や、山の木陰の岩の上などで見かけることがありますね。
川でも見かけることがありますが、今のところ海水での生息は確認されていません。 「苔」は夏の暑さに弱く冬には強いので、秋に苔を蒔いて育てるのが良いといわれています。
直射日光が当たりすぎる場所よりも、木陰のほどよく湿気ある場所が良いようですね。
モスを使ったインテリアが人気です
実は海外ではモスを使ったアレンジが人気で、自宅のインテリアとして取り入れらています。特にニューヨークで流行しているテラリウムが素敵です。お手入れも楽ですし私も自分で作ってみようかなと考え中です。
テラリウムって何?という人の為に画像を集めてみましたのでご覧ください。
(出典http://tsuchitomo.net/2014/04/18/mossariums) (出典https://locari.jp/posts/9270) (出典https://kinarino.jp/cat3) (出典http://gigazine.net/news/20090830_terrarium_jar/)
(出典https://jp.pinterest.com/pin/399131585699910130/)
(出典https://jp.pinterest.com/pin/301389400040322978/)
ガラスのビンの中にある小さなお庭、可愛いですよね。このテラリウムはNYで人気が出て、最近では日本の雑貨屋さんやインテリアショップでもよく見かけるようになりました。
テラリウムの中に入っているのはすべてモス(苔)なのですが、本物の苔以外にもプリザーブドされたモス、偽物のモスがありますのでご紹介いたします。
プリザーブドフラワーのモスは本物と変わらない
まず下の①②③の画像を見て下さい。
モ実はこの3つ、パッと見てもどれが人工で、どれがプリザーブドなのか分からないくらい本物に近いのです。
ご紹介している画像では少し比較がしづらいですが、特に本物とプリザーブド加工されたモスの違いは触った感じからしても、それほど差がない感じがします。 プリザーブドモスは感触もしっとりしていて、香りも土っぽくほとんど本物と変わりません。
①これは本物の苔(出典http://chiike.hatenablog.com/entry/2015/05/26/012918)
② こちらはプリザーブド加工された苔(出典http://www.displaymuseum.co.jp/)
③ こちらはフェイクの苔 (出典http://www.displaymuseum.co.jp/)
プリザーブドフラワーモスの種類
プリザーブドモスにも種類はいくつかあります。作品の雰囲気に合わせて皆さん使い分けていますが、ここではよく使われるものだけご紹介致します。
アイスランドモス
http://store.displaymuseum.co.jp/product/g/g4988489046350/
こちらは先ほどプリザーブドモスの画像でご紹介したものがそうです。弾力があり、手で簡単に使いたい大きさに切れますのでプリザーブドフラワーアレンジをお作りになる方は一番馴染みのあるモスかもしれません。
スパニッシュモス (出典http://www.displaymuseum.co.jp/)
アメリカ南東部や南米の熱帯地域で育ったものが多く使われています。ボリューム感あるモスでしっかり絡みあっていますので、ハサミで切って使っても良いでしょう。花器から少し溢れ出ていても自然な雰囲気に仕上がります。
シートモス (出典http://www.displaymuseum.co.jp/)
シート状に乾燥させて作った苔のことです。こちらも手でも切れますがハサミを使うと良いですよ。裏側は土がしっかりついていますので、レッスンで使われる際は洋服が汚れないよう注意が必要です。
カーリーモス (出典http://www.displaymuseum.co.jp/)
細く先端がカールしたのが特徴です。ナチュラルな雰囲気がお好きな方には使いやすいモスだと思います。
次の記事ではプリザーブドモスの実際の使い方をご紹介いたします!