ここ数年の手作りブームは目を見張るものがありますよね。
特にクラフト系は人気で,日本全国でワークショップが開催されることが多くなってきました。
先日も、とある大型店舗の広場でハーバリウムのワークショップをされていたのを見かけました。
通りすがりに見ると、お花がぐちゃぐちゃに散乱したテーブル。
ハーバリウムのガラス瓶には これでもかっという程、アジサイが詰め込まれて、まるでスーパーでよくされている野菜詰め放題状態。
講師の方が困った表情をされていたのがわかりました。
今回は、多くの人が一斉に制作に入る場合が多いイベントレッスンやワークショップのコツについてご紹介したいと思います。
何より大切なのが事前準備です。
特にハーバリウムの時は お花のセレクトを受講される方がしやすいようにしておくことが必要です。
たとえば、アジサイやカスミ草などは 最適なサイズにカットしておく方がスムーズ。
使いやすいサイズにカットしておくといいですね。
そして、受講される方がセレクトしやすい様に提供しましょう。
例えば100円ショップで購入できる升目の様になっているプラスチックBOXを使用するといいですね
わざわざプラスチックBOXを購入せずに手軽な方法がいいという場合は
プリザーブドフラワーの空き箱と紙コップを使ってするのもお勧めです。
少し長めのサイズの資材の提供の時にも使える方法です。
束状で販売されているものは、袋のままスタンバイさせるのではなく
ある程度、1本1本にして取り出しやすいようにしておくのがおすすめです。
透明袋に、使いやすいサイズにカットしておくと場所も取らずに、多くの種類のお花を提供できますね。
ワークショップの時に限らず、通常レッスンの時もそのような配慮をしておくといいですね。
また、テーブルの上の資材が ぐちゃぐちゃに散乱させない工夫をしたいもの。
必要以上の量のお花を出さないでおくのも対策のひとつ。
なくなりそうになった時点で 追加するのがいいと思います。
ハーバリウム制作の際は、『詰めなきゃ損損』の心理状態になりがちです。
目の前に 可愛いお花が山積み状態。どれも欲しくなる、瓶に押し込むとドンドン入る!
入れちゃえ、入れちゃえ~ って感じになっちゃうのも当然ですよね。
『そんなに入れないでください~』なんて言うのも、言われるのもイヤですよね。
きれいに作るコツとして、入れすぎはよくないことを制作前にお伝えしておくといいと思います。
ハーバリウム液のなかで光が乱反射するから 瓶の中のお花が綺麗にみえるのです。
瓶の中にお花がぎゅうぎゅう詰めでしたら、光が乱反射してくれませんので お花が綺麗にみえないのです。
そのことを、制作前に受講生さんに教えてあげると、『ビンに詰めなきゃ損損』状態にはなりません。
バタバタすることの多い、ワークショップ。ワークショップをスムーズに楽しく開催するコツとして、
1.すべての材料を使いやすいカットしておくこと
(理由1)そうしておくことで、受講される方は
最適なお花の分量が、わかりやすくなります。
(理由2)受講生の作業工程を減らす事ができるので
テーブルの散乱を最小限にする事ができます。
2.開始前に制作ポイントやコツを説明しましょう
(理由1)受講生の方が制作手順のイメージを持つことができ
スムーズにワークショップを開催できます。
(理由2)受講生は良かれと思って、たくさんの材料を使ってしまうことがありますが
それを防ぐこともできます。
スムーズに楽しくできるように、事前準備は抜かりなく
そして、何度も、レッスンの流れをイメージして本番を迎えるようにして、楽しいワークショップを開催してくださいね。
兵庫県オフシャルスクール
アトリエフェリーチェ 堀内かず美
HP http://atelierfelice.com/
ブログ https://ameblo.jp/atelier-felice/