文具店やホームセンター、または100円均一などで目にするシール剥がし液。
皆さんも値札シールをきれいに剥がしたいときなどに、一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
実はこのシール剥がし液、私はアーティフィシャルフラワーに使っています。
アーティフィシャルフラワーには、花芯に花びらが通っているだけのもの(以下画像)と、
頑丈に糊付けされているもの(以下画像)
に分かれますが、実は後者の糊付けされて作られているアーティフィシャルフラワーに使えば、簡単に花を分解することができます。
私がわざわざ花を分解する理由は、コサージュなどを作るとき、花芯をパールやクリスタルなどのアクセサリーパーツに変えたり、または花そのものを作り替えたり、既製品にはないパーツを作りたいからです。
オーダーのオンリーワンコサージュを作るときなどに大変重宝しています。
ただ、一言でシール剥がしといってもその種類やタイプは無数に展開しているため、どれを選べばよいかわかりませんよね。
私のお勧めは刷毛タイプ。
蓋と刷毛が一体になっていて、ピンポイントで花びらに塗ることができるのでお手軽です。
(スプレータイプはほかに飛び散ったり、量の調節が難しく使い勝手が悪かったりするのでお勧めしません)
次に必ず速乾性のものを選んでください。
速乾性でないものはいつまでたっても花びらが乾かず作業が進みません。
また剥がした糊のべたつきが残ったり、色落ちしたりするものが多かったです。
また、剥がし液は、強力になればなるほど、有機溶剤系の独特の臭いが強くなる傾向にあります。
匂いに敏感な方はご注意ください。
また換気しながらの作業をお勧めします。
実際に私が使っているのはこちらです。
レッスン中にも使用していますが匂いもきつすぎず、生徒様からのクレームをいただいたこともございませんので日常的に使っています。
使い方はとっても簡単。
アーティフィシャルフラワーの糊付けされている箇所の裏から、剥がし液を塗るだけです。
いとも簡単にのりが溶け、花をバラバラにすることができます。
後は花芯を替えて、そのまま花びらを戻したり、
ばらばらになった花びらをワイヤリングし、コサージュパーツとして使うことができます。
ぜひ、自分の使いやすい剥がし液を見つけ、既成の花のままのコサージュから一歩踏み出した、オンリーワンコサージュを作ってみてくださいね。
デザインの幅がさらに広がります。
シャンリーブル 萱谷厚子