皆様 こんにちは。
奈良県宇陀市 フラワーサロン「HANARA-ハナラー」の中野です。
プリザーブドフラワーというと、流通し始めた20年ほど前は洋風のイメージが強くお花の種類もローズが中心でしたが
近年は和風のアレンジ、特に仏花の需要が高くなっています。
それとともにマム(洋菊)の種類やカラーバリエーションが増え、洋風のアレンジにも使いやすいタイプのものが増えてきています。
マムの中には「ピンポンマム」や「ポンポン菊」など丸くコロンとしたフォルムが可愛らしい種類がありますが
茎が細い上に折れやすいことがあり、初心者の方ですとワイヤリングが難しく感じる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、絶対に失敗しない、マムのワイヤリング法を2つご紹介します。
これを知っていれば茎が折れてしまっても慌てずに済みますよ。
それではご覧くださいませ。
「小菊」「ポンポン菊」「ピンポンマム」などの、サイズが比較的小さく花びらが細かいタイプのマムは、茎が細く脆いのが特徴です。
茎が細いのでクロスでは茎が折れてしまう可能性があり、ツイスティングはお花の部分が大きいため左手で抑えづらいため、結果根元からポキっといってしまう事がしばしば。
今回は、茎が折れないためのワイヤリング法と、万が一折れてしまってもリカバー出来る方法の2つをお伝えしますよ♪
是非今後のアレンジ制作に生かしてくださいね。
①茎を左の写真のように指で挟みこむように持ち、1/2カットした#22ワイヤーを茎の下から上に向かって突き刺していきます。
②ワイヤーを上に3~4㎝出るまでワイヤーを挿しこみ、その先端をハサミの先端を使ってフック状に丸めます。
point:左手でワイヤーの先端を持ちながら、ハサミの刃先を向こうへ倒すように丸めるとgood!
③先端を丸めたらそのままワイヤーを下へ引っ張り、ワイヤーが花の中に隠れて見えなくなるまで引き下げます。これで折れやすかった茎の付け根部分にワイヤーが通ったので、折れる心配が無くなりました!
④これに通常のツイスティングのワイヤリングを施し、テーピングをしたら完成です♪
万が一茎を折ってしまった時も大丈夫。リカバリーのワイヤリング法です。
①まず1/2カットの#22ワイヤーを半分に折り、U字になった方の先端を1㎝程度直角に折り曲げます。
このような形になればOKです。
②茎が取れてしまったマムの裏面中央にワイヤーの折り曲げた部分を置き、安定する角度に調整します。
③ワイヤーを接着する部分にグルーをたっぷり付け、すぐにワイヤーを乗せます。
point:グルーはワイヤーが埋まるくらいしっかりとした量を乗せます。
グルーがしっかり冷えたらOKです。
いかがだったでしょうか?
繊細なプリザーブドマムですが、
もしもの時のリカバリー方法を知っておけば万が一の時でも慌てずに対応できます。
マムを使ったレッスンの時には是非生徒さんにも教えてあげてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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奈良県宇陀市のフラワーサロン
「花と暮らそう」
HANARA -ハナラ-
FEJ認定講師 植物雑貨クリエイター 中野真弓
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