昨日、夫からプレゼントしてもらったインドの図書室が完成したとの報告がありました。家族みんなで図書室のレポートを読み、嬉しくてあたたかい気持ちになりました。こちらについてはまた改めて皆様にご紹介させていだきますね。
貧しい国の子供たちの多くは小さな兄弟の面倒を見たり、仕事を手伝ったりで、なかなか学校にいけません。それでもきっとたくましく人生を切り開いていくのでしょうが、私は少しでもいいので子供たちの人生の選択肢が増える手伝いを生涯に渡りできたらいいなと思っています。
今回の図書室で、たくさんの本を読み、世界を知って、無限の可能性を子供たちに感じてもらえたら本当に嬉しいです。
―今日は葉っぱについて―
普段何気なく使っているアレンジの葉。使う時にはこれはどこ出身の葉かな、と考えながら使います。昨日、撮影で使ったヒバやヒムロ杉、これは常緑樹に属し、花の世界では「エバーグリーン」と言われています。
―常緑樹と落葉樹―
落葉樹は、ある一定の季節になると耐えられず、葉を維持することをあきらめます。
一方、常緑樹は葉を落とすことなく冬を迎えます。これには、光合成が叶わない季節にも耐える為の工夫が葉になされているからです。
―自分の命を支えるための葉―
葉を落してしまう落葉樹。 一年中 葉を落とさずに生きていく常緑樹。どちらも生きていく為の戦略です。でも落葉するということは、自分の命を支える葉を一度落としてしまうということですので、次へのステップに大変なエネルギーが必要になります。植物にとって大きな負担となるのです。なるべくなら、葉を落とさずに過ごすことができる方がいいのです。
インドの子供たちも葉を落さずに冬をやり過ごすことができたら、どんなにいいでしょう。人生を支える為の知識を学校で子供のうちから身に付けて、常緑樹のように、1年中 葉を落とさずたくましく生きていくことができる世界になったら・・と思います。
―1年の終わりはエバーグリーンで―
12月の生花レッスンは、エバーグリーンで作るキャンドルアレンジメントです。
ヒムロ杉や、ユーカリ、ヒバを使って土台を作ります。テーブルと一体感を持たせて作りますので、結婚式のテーブルフラワーにも使えます。今回は、赤をメインに姫リンゴやキャンドルを使いますが、白バラと青りんご、花器はアイビーやバジル・ミントで作っても素敵に仕上がると思います。
1年の終わりに作る花はたくましく生きるエバーグリーンたっぷりで。終わりのない幸せや永遠を意味してクリスマスリースに使われることが多いエバーグリーン。
今月はリースやクリスマスアレンジを作る機会がぐっと増えます。皆様は何に想いを馳せるのでしょうか。
私は遠く頑張っているインドやカンボジアの子供たちの幸せを願って、作りたいと思います