好評連載中(?)の各国の母の日あれこれ。今回は、イギリスの母の日をご紹介します。
イギリスの母の日は、日本よりちょっぴり早め
イギリスの母の日の起源は17世紀ごろ。
奉公中の子供達が、教会で母親と面会できる日が1年に1度ありました。この際に奉公先の主が贈り物としてケーキを持たせたことが、「母の日曜日(イギリスの母の日Mothering Sunday)」のはじまりと言われています。
イギリスではキリスト暦のレント(四旬節)※期間の第4日曜日に、母の日が祝われるのですが、毎年日付けが変わってしまうので、子供たちはすっかり忘れて、パニックなる事があるそう。
一方、母親は母の日を忘れません。
母の日近くになったら、子供たちにさりげなくヒントを与えて、母の日を意識させるそうです。
なんとなく、結婚記念日の前に、さりげなくご主人にヒントを与える日本の奥さまの行動を彷彿とさせる、イギリスの母の日。
・・こう聞けば、イギリスの母の日には、ものすごいプレゼントが?!と思いますよね。
しかし、日本と同じくカーネーションやローズの花束、お菓子などをプレセントするのが、ごく一般的だそう。
愛する家族に、「ありがとう、ママ」と言ってカーネションとキスをもらえば、ママはまた1年、家族のために元気に働けるのですね^^
※レント(四旬節)とは復活祭(イースター)の46日前の水曜日の事。復活祭(イースター)とは基本的に「春分の日の後の最後の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日なのです。