本当に切ない週末となりました。当協会の会員様も避難所におられることがわかり、とても辛い状況の会員様が何人もいらっしゃることがわかりました。まだ私にできることは少ないのですが、早くあの美しい場所が元に戻ってほしいと心から思います。

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2月に訪問したマレーシア・クアラルンプールで「イスラム美術館」に立ち寄りました。

ここがあまりにも素晴らしく、イスラムの芸術に私はしばし心を打たれてしまいました。撮影技術が乏しいので、あの美しさを代弁できるような画像が撮れないのが悔しいですが、美しい幾何学模様、金色の素晴らしいコーランのカリグラフィーなど、皆様にもぜひ見て頂きたい！と思いましていくつか写真を撮って参りました。

少しでも雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです。

イスラム美術博物館とは

イスラムの芸術品や工芸品を展示する美術館。クアラルンプール駅の近くにあります。

時代や国ごとのモスクの移り変わりを見ることができたり、王族の宝飾品はもちろん服飾、陶器なども数多く展示されています。クアラルンプールへ行かれる方はぜひこの美術館への訪問を強く！お勧めします。

美術品の中でも、金色の聖コーランの書はイスラムではない異教徒の私たちでも魅了されるのではないでしょうか。文字はまったく読めないのですが見ているだけで素敵なのです。

美術館の建物自体も素敵で、曇りのない真っ白な壁にイスラムの美しい幾何学模様が施された天井は特に圧巻です。各セクションごとに美しい天井を見ることができて、初めて行った私は本当に目を奪われました。

イスラム芸術の美しさに魅了されました

最近行った美術館の中でも特に印象に残ったこのイスラム美術館。どのくらい美しかったのか？私の写真ではきっと魅力は1/10以下と思われますが・・・ご紹介させてください。

入ってすぐにこの美しい天井が目に飛び込んできます

きれいな白に美しい幾何学模様

建物自体もモダンで素敵な作りでした

併設されているカフェも美しくて、ぜひこちらで休憩されることをお勧めします！

各セクションごとに展開されていた天井が

本当に本当に素敵でした

金色のカリグラフィーの聖コーラン

異教徒でもきっと魅了されると思います

ずっと見ていてもあきない神秘的な書が

多く展示されています

暑いクアラルンプールの空によく映えるブルー

鮮やかな屋上です

久しぶりに時を忘れるほど魅入ってしまったイスラム美術館。

偶像崇拝を禁止している宗教の為、ここには絵画はありません。美術に生き物を表現してはいけないのです。そのかわりにアラビア文字や幾何学模様の文化が発展したそうです。

遠い国の日本ではイスラムというとテロというイメージがありますが、当たり前ですがそれは少数の人たちのことです。この国にきて、イスラム美術の優美さ繊細さには心から圧巻でしたし、経済的にも今後マレーシアがアジアの中心になるほどの勢いがあることも肌で感じることができました。

美しい空間の中で思いきり五感が刺激された美術館の訪問となりました。

世界の美しい文化にもっともっと触れていきたい！またひとつ私の夢が増えました。