FEJ会員の皆様へお届けしている無料メルマガ「プロフェッショナルの部屋」。旬の情報から講師として必要な知識まで、花にまつわる様々なトピックスをお届けし、花活動のヒントにしていただいています。
お花や手工芸の教室を開講していると、年齢層もそうですが、性格も様々な生徒さんがいらして下さいますね。
中には、とても人みしりな方がいらっしゃるなんてこともあるでしょう。
講師になって間もない先生だと、どんな風に対応して良いか悩まれる方もいるとお聞きします。
今月のプロフェッショナルの部屋では、そんな方への対処方法をご紹介しています。
【人見知りの生徒様がいらっしゃった時の5つの対処法】
[1]まずは自分の話から
[2]生徒様同士の会話でリラックスさせる
[3]褒めて緊張をほぐす
[4]沈黙もまたよし! という雰囲気作り
[5]人見知りの特性を知る
こちらはダイジェスト版になり、上記全てのトピックスはご紹介出来ないのですが、一部をご覧下さい!
皆さまこんにちは。マコの部屋へようこそ。
フラワースクールの講師としてレッスンを行っていると、様々な性格の生徒様と接することになります。
ご自分の性格と似ているような生徒様であれば、分かり合える部分が多く、わりと早いタイミングで意気投合することができるのではないかと思います。もちろんその逆パターンもあります。
フラワースクールの運営は人間相手のビジネスになるので、十人十色の生徒様に合わせた柔軟性のある対応が求められます。
そう、生徒様の性格はまさに十人十色! 実に様々です。中でも今回のマコの部屋では「人見知りの性格の生徒様」にフォーカスを当て、その対応方法5つをご紹介させていただきます。
“本格的な人見知り”からいわゆる“シャイな性格”まで、人見知りと呼ばれる人は世の中にかなり多く存在します。
ましてや人見知りの生徒様が通うフラワースクールの講師への対応(気遣い)ともなると、その症状はさらに過敏になることでしょう。
初めてレッスンにいらっしゃった方や、口数が少ない生徒様に対しては、講師側が優しくリードしてリラックスできる雰囲気を作っていかなくてはなりません。
今回は私が今まで実際のレッスンを行ってきた中で人見知りの生徒様への対処法5つをご紹介させていただきます。是非ご参考になさってみてください。
~まずは自分の話から~
口数の少ない人に対してやってしまいがちなのが「質問攻め」です。どのあたりに住んでいるのですか? お子さんはいらっしゃるの? ご主人はどんなお仕事をされていらっしゃるの? などなど、沈黙を破り会話を作り出すために根掘り葉掘り質問をしてしまうパターンです。
初めて会う生徒様であれば、その人がどんな人かは気になるところですが、人見知りの人にこうした質問攻めをすると、返って緊張感を高めてしまうことになります。
その人がどのような人なのか気になるのは生徒様も同じことなので、まずは自分の話をすることから会話のリズムを掴むと良いでしょう。
「私はお花を始めて10年になるのですが、最初のころは全然アレンジができなかったんですよ。でもお花のレッスンを繰り返していくうちに、自分らしいアレンジを見つけることができるようになったのです。○○さんはアレンジがとてもお上手ですがお花の経験はあるのですか?」といったように、まずは簡単な自己紹介を講師の側から行うようにしてみます。
講師がどんな人なのか知ることで随分と緊張が解れますので、その後の会話がスムーズになる可能性がアップします。
大抵の生徒様は、レッスン内容と同じくらい先生に対してもとても興味を持って下さっていますので、先生の話は王道と言えますね^^
さて、本編ではさらに4つの対処方法をご紹介しています。
【人見知りの生徒様がいらっしゃった時の対処法(2)】
~生徒様同士の会話でリラックスさせる~
【人見知りの生徒様がいらっしゃった時の対処法(3)】
~褒めて緊張をほぐす~
【人見知りの生徒様がいらっしゃった時の対処法(4)】
~沈黙もまたよし! という雰囲気作り~
【人見知りの生徒様がいらっしゃった時の対処法(5)】
~人見知りの特性を知る~
その5)の人見知りの特性を知る、ですが、これを
【まとめ】
意外に思われるかもしれませんが、実は私もスクールの講師になる前は、ちょっとした人見知りでした。
ですから人見知りの人の気持ちも良くわかりますし、それを克服した今、今度は人見知りの人を相手に仕事をする立場になり、自分でもその進歩に驚いてしまうほどです。
レッスンともなると、講師はその場を盛り上げていかなくてはなりませんから、リアクションの薄い人見知りの生徒様がいちいち気になってしまうところだと思います。
しかし、それはあくまでも講師やスクールの都合であって、生徒様全員が盛り上がった会話を期待しているかどうかは別問題です。
人見知りの生徒様には、あまりちょっかいを出さずに、相手が心を開いてくれるまで長い目で見てお付き合いをされることをお勧めします。
その生徒様は講師に心を開いてくれた時は、社交的でお話が良く合う生徒様よりも長くお教室に通ってくれるかもしれません。
フラワースクールの講師は、その生徒様が人見知りかそうでないかを見極めた上で、その人の性格に合ったペースで会話をリードしていくことが大切です。
どんな性格の生徒様とも上手にお付き合いができるようになると、講師としても一人前と言えますので、皆さまには是非、生徒様全員から愛される講師を目指して頑張っていただきたいと願っています。
それではまたお会いしましょう。マコ