お花を習うのは初めてですとおっしゃる生徒様の多くが「資材屋さんに行ったら色々な種類のグルーがあったので、どれを買ったらよいのか戸惑いました」とおっしゃいます。
グルーは、用途に応じて使い分けるととても便利な道具です。
今日は、グルーにどんな種類のものがあって、特徴はどのようなものなのいかご紹介いたしますので、よろしければご覧下さい。
ミニグルーガン 低温(出典:はなどんや)
グルーガンミニミニ(低温)(出典:はなどんや)
ミニタイプのグルーガン。100均などで販売されているのは大体、低温グルーガンです。低温用グルースティックを使用します(高温用スティックを低温用グルーガンで使うと溶けないので使用できません)。
【特徴】
・低温でグルーが溶けていく為、スタート時は比較的早くスティックが溶けます。
・反面、固まるのが早いので、手早い作業が求められます。
・低温のグルーガンで使用するグルースティック(低温用)は比較的ポッタリとした質感。厚めにグルーを使いたい時にぴったりです。
・本体が小さく、温度も低いので、子供の作業には低温がオススメです。
・種類はあまり多くはありません。
【用途】
・ぬいぐるみに目を付けたりするような手工芸や、軽いものへの接着、フラワーアレンジメント作業に使用します。
・高温だと溶けてしまう心配のある素材に使用します。
グルーガン(高温)グルーガン /AZ000170(出典:はなどんや)
低温に比べ、高い温度でスティックをとかして行くグルーガン。高温用グルースティックを使用します(低温スティックを使うことも出来ます)。
【特徴】
・高温でグルーを溶かしていく為、スタート時はグルーが温まるまで少し時間がかかります。
・反面、固まるまで時間がかかるので、ゆっくりと作業を行えます。
・高温のグルーガンで使用するグルースティックはサラッとした質感。薄めに塗布でき、透明度も高いものが多いです。
・本体は、ミニタイプから大型タイプまで様々な種類があります。
【用途】
・高温で圧着していくので、しっかり留めたいもの、重さのあるものに向いています。
・薄く塗布出来て、固まるまで少し時間があるので、ローズの開花に向いています。
高温用グルーガンには、様々な大きさのものがラインナップされています。
左からそれぞれ幅が、
10.8㎝、11㎝、16㎝、16.5㎝、20㎝です。
左から2番目までのグルーガンは太さ7mmのグルースティック、他の3つのグルーガンは太さ11mmのグルースティックを使用します。
11mmのグルースティックはノズルから出る量も多いので、作業を早く進めることが出来、プロ使用となっています。
その他にも色々なタイプのグルーがありますのでご紹介します。
【手元スイッチ付きグルーガン】
オンオフスイッチがついているグルーガン。一般的なグルーガンにはスイッチはついて無いので、こまめに電気をオンオフしたい方、消し忘れが怖いという方にはピッタリなタイプです。
【高温・低温切り替えグルーガン】
高温、低温が切り替え出来るグルーガン。11mmの高温又は低温のグルーグティックを使用できます。
【ロングノーズグルーガン】
ノズルが細くて長いので、グルーの出る量は少ないのですが、繊細な作業をする時に向いています。ローズのちょっとしたリペアや、ガーベラの額裏と花びらの接着など、細かい作業に便利なので、お花教室では使っている先生が多い隠れたヒット品です。
【グルーポット】
意外と知られていないグルーポットですが、FEJでは使っている先生が多いこちらも隠れたヒット品です。
グルーガンは、複数の生徒さんが一斉に作業する時、人数分用意する必用がありますが、その点グルーポットは、スティックを入れて使うので、大人数での作業にはぴったりです。
また、リース作りなどの時には、直接ワイヤー部分をディップして使えるので作業効率が格段に良いのが特徴です。
こちらは、グルーポット専用のペレットが販売されていますので、そちらを使用するとグルースティックよりも低コストです。
色々な種類があることがお分かりいただけたと思うグルーガン。
まずひとつ買ってみたいという方は、低温用のミニグルーを、その後買い足す場合は、用途や生徒様の人数に合わせて、お好みのものを選んでみてくださいね。