皆さまこんにちは。
東京昭島市でFEJオフィシャルスクール(試験校)ルイールを主宰しております松川です。
プリザーブドフラワー業界は、毎年のように各メーカーから新色が発表されたり、今までなかった生花に近い複色系のカラーが登場したりと私たちを楽しませてくれますね。
時々お気に入りのカラーが何故廃盤⁉ということもありますが。。
本日はこちらのアレンジに使用しているフレンチマリアンヌのご紹介をさせていただきます。
実はフレンチマリアンヌはもう10年以上前から販売されている平咲きのバラなのです。
かなり昔からあるのに、レッスンでご紹介しても、販売しても、「いつものバラじゃないですね」「珍しい形ですね」と生徒様やお客様に言っていただきます。
意外とお使いの方が少ないのかもしれないですね。
本日は「存在は知っていたけど使ったことがなかったな」という方に向け、フレンチマリアンヌの安定するワイヤリング方法をご紹介させていただきます。
と言いますのも、フレンチマリアンヌは画像のようにとても茎の細いお花です。
さらにガクが反り返っていますので、ツイスティングする長さがとても短く、無理にツイスティングしたとしても不安定になってしまいます。
それならインソーション、と思うのですが、ワイヤーの通る太さはありますが、茎が硬すぎて通りません。
男性の力でも難しい硬さだと思います。
このような時は、画像のように茎からではなく、茎の横から24番ワイヤーを下から通します。(ぷくっとした柔らかい所です)
そして上に少しワイヤーが出ましたら、フックを作りまた下に通します。
それだけでは不安定ですので、別の24番ワイヤーでツイスティングし、フローラルテープで巻いておきます。
上から見てワイヤーが見えていないか確認しておくと安心です。
見える場合は、フックを作った後の下への引き下げが弱い場合がありますので、確認してみてください
今回はジニアと合わせてアレンジしてみました。
ちなみにジニアも同じようにワイヤリングしても良いですが、ジニアは茎が柔らかいので、上から(もしくは下から)24番ワイヤーで茎にインソーションが可能です。
インソーションの後は同じくツイスティング+フローラルテープです
またフレンチマリアンヌの平咲きで主張しすぎない可憐な雰囲気を生かして、こちらの画像のように供花として、菊と添えて脇役のお花にしても素敵だと思います。
本日は主役にも脇役にもなる、フレンチマリアンヌのご使用方法のご紹介でした。
カラーも豊富に登場していますので、是非お使いになってみてください♪
東京都昭島市 ルイール 松川光子
https://www.instagram.com/mitsuko.matsukawa/
Living in Tokyo / floral designer
フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。
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