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どのくらい学べばそこそこ花が作れるようになりますか?フラワーアレンジを作れるようになるまで

2016.08.04
投稿者:fujie

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「どのくらい学べばそこそこ花が作れるようになりますか?」

この質問、昔も今もかわらず多くいただきます。

正直申し上げると、私の本音は・・・・
 
『人によるのでわかりません!』

本当に人によるので、早く身に付ける人、じっくりタイプの人、様々です。子どもの勉強と同じで学習スピードは個人の能力や学習環境によって違います。実はこのあたりのことを電子書籍の中にも書いていますが、今日はブログでもお伝えしようと思います。
 
(念の為もう一度お伝えしますが、人によって違いますので参考までにご覧くださいね)

まったくの初心者の方が5,000円~10,000円位のフラワーギフトを贈れるようになるまで、一体どのくらいの期間や回数が必要か?

1000校のフラワースクール、3500名以上の会員さんが所属する花の協会の(一応)代表としてやらせて頂いている私なりに考えてみました。

まずは20種類のアレンジメント作品を勉強しよう!

フラワーギフトといっても、生花・プリザーブドフラワー、最近ではアーティフィシャルフラワー・押し花等、様々な素材で作るギフトがあります。
 
今回はプリザーブドフラワーを例にとって、ご説明をしたいと思います。

●全くの初心者さんが「基本」を理解するまで

~約5、6種類のアレンジで基本がひとまず理解できる~
 
初心者の人がプリザーブドフラワーアレンジメントを習い始めて、最低限知るべき基本の理解に必要な単位数(作品数)は、およそ5,6種類です。
 
まず、今の日本で主流のラウンドスタイルを基本とするアレンジメントを、
 
・デザインや花器を変えながら2~3種類、
 
・フラワーギフトで人気のリースやフォトフレームの作り方(これは知っていないと困ります)で2~3種類
 
・さらに一般的なコンポート花器を使わない平皿を使うアレンジ
 
これらを学べば、基本はおおよそ網羅できると思います。
 

●全くの初心者さんが「応用力」を身につけるまで

~約14、15種類のアレンジで応用力が身につく~

次に、基本を学んだ後のことです。

基本の5,6作品を学んだだけでは、普通であればまだまだアレンジメントの右も左もわからないでしょう。

ただし、感の良い人、日頃からアレンジメントを観察していたり、子供の頃から身近にアレンジメントがたくさんあったという人は、上の5、6種類を勉強しただけでも、かなり上手に作品を作れることがあります。ここが個人差の部分です。

一般的な人は、さらに15種類前後のアレンジメントを学ぶことをオススメいたします。
 
もちろん15種類ならなんでも良いと言うわけではありません。重要なのはテクニック、花器、花材など、学ぶべき特徴が異なったものを毎回学んでいくことです。

最短なら20日でOK?!

基本5単位+応用15単位とすると、合計20単位(20レッスン)でそこそこのアレンジメントが作れるようになる計算だということがおわかりいただけると思います。
 
まずは20種類の作品を目標に、アレンジメント作りをがんばってみましょう。

ではこれを日数に置き換えたらどうなるのでしょうか。

 
レッスンは1日1作品を作るのが一般的です(先生によります)。
 
これが月に1回のレッスンだと1年8ケ月必要です。

月に2回のレッスンだと、10ケ月。

1週間に1レッスンなら約半年。
 
毎日通えばたったの20日と言う計算になります。
 
学ぶスタイルは人それぞれなので、どれがオススメというものはありません。
 
ただ、あまりにも1日に多くのレッスンを詰め込むと、頭の中でごちゃごちゃになってしまったり、逆にあまりにも間が空きすぎてしまうと前回迄のことをすっかり忘れてしまって1からやり直し・・ということになりかねませんので、ご自身の学ぶペースに合ったほどほどの間隔でレッスンに通うことをオススメします。

1日で74%人は忘れる?!自宅で復習すればさらに上達

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レッスンにコツコツ通えば、先生から教わった技術は学ぶことができます。
 
それに加えて、レッスンで作ったものを持ち帰ってから一度バラして練習してみたり、自分で買ってきた材料で復習してみてください。人は覚えたことの74%を1日で忘れてしまいますので、力を確実に付けたい方は、出来るだけ早く復習することです。
 
何より、一人で復習することは自分なりのコツやテクニックを発見することに繋がります。実はこれが「引出し」となって、後々とても役立つのです。
 
「あれ?この人こんなに上手だったかな?」と思う生徒さんは大抵、「自宅でも練習したんです」と言っています。
 

ブーケも大切

フラワーギフトを作れるようになるには、ブーケの練習も欠かせません。
 
オシャレなお花屋さんの店頭にはかわいいミニブーケがたくさん並んでいますが、ブーケが作れるとさらに作品作りの幅が広がります。
 
ブーケに関してはさらに勉強が必要ですが、長くお花と付き合っていく為には、ブーケ作りの技術も早い段階で身に着けておくと良いでしょう。

一歩上行くハイクオリティ作品作りを目指す方は・・

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そこそこ・・と言うのは、人によってすごく差がある部分です。
ご自宅のインテリアやお友達へのプレゼントとしてアレンジメントが作れることが「そこそこ」という方もいれば、「そこそこ」というからにはセミプロ級ですよね!というがんばりやさんもいらっしゃると思います。
 
ここではセミプロ級のそこそこを目指す方へ、てっとり早くハイクオリティな作品が作れる方法をご紹介したいと思います。
 
それは、セミプロ級のクオリティが要求される場に自分自身を置いてしまう、という方法です。
 
平たくいうと、デパートの店頭に並ぶクオリティのものを作りたければ、百貨店に一度出てしまった方が手っ取り早いということです。
 
私達の協会では、百貨店で花を販売できる機会があります。(*出品できる人には諸条件があります)
 
これを「催事」と呼んでおり、参加された人は2週間という短い期間中に、飛躍的にアレンジメントの技術が上達します。
 
実際に催事に参加してみないとご理解いただけない部分が大きいのですが、まず作品数を沢山作ることになるので、技術が向上します。
 
さらに先輩の作った格段に美しいアレンジメントを目の当りにしたり、実際にお客様の声が聞けるため、びっくりするほど上達するのです。
 
「こっちのアレンジはお花がきれい。バランスも良いわね」「リボンの柄がステキだわ」「同じピンクでもこっちの色が好きだわ」など、お客様が実際に選らんだアレンジにはあって、自分のアレンジにはないものを研究し、追加納品の時に生かします。
 
するとそのアレンジが不思議と売れていくのです!
 
一流の百貨店で買い物をするお客様のお声を即座に作品作りへ反映することで、一流の作品が作れるようになるのです。協会で花のレッスンをやっていてなんなのですが、20回のレッスンより、1回の催事出店の方が100倍価値があると思います。
 

おわりに

そこそこ上達するには、それぞれが置かれている環境などで大きな違いがあります。
 
20作品はあくまでも目安です。

同じレッスンを受けていても、すぐにバンバン売れるようなデザインを思いつく人もいれば、そうでない人もいます。

思い入れの深さや復習頻度、レッスンを吸収できる記憶力や、情報を収集できる能力など、個人が持っているスキルによって”そこそこ”になるまでには本当に格差があります。

ご自身の置かれている状況に合わせ、先生に相談しながらレッスンに取り組んでみてくださいね。

 

 

 

 

ちなみに・・・私達のフラワーレッスンは効率よくアレンジが学べるカリキュラムになっています。クリックするとコースの説明が詳しく書かれています。良かったらご覧ください。

趣味で楽しく上達したい人

講師になりたい人

 
成功する人の10の特徴等々、私の著作「フラワースクールで生きていく」の中では花教室運営にまつわる話をご紹介しています。アマゾンで販売していますが、LINEでお問合せいただければ無料プレゼントしています。

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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。