インテリアや装飾品、お花でも「アンティーク」という言葉はよく耳にします。
古めかしいもの、というような雰囲気で、なんとなく使っているアンティークという言葉ですが、実はきちんとした定義があることをご存じの方は、意外に少ないのではないでしょうか。
元々アンティークとはフランス語で骨董品(希少価値のある古美術や古道具)という意味です。
そのアンティークの定義ですが、1943年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に記されています。
製造から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品の事をさします。
これはWHOでも採用されている定義で、現在WHO加盟国や欧米諸国はそれに従っています( その為加盟国間では100年前に製造された事が証明された物品には関税がかからないとされています)。
日本でも、欧米から入って来る手工芸品・工芸品・美術品は、この定義に従って区分されることが多いそうです。
また、「アンティーク」、「ジャンク」、「ラビッシュ」、「ヴィンテージ」なども、本来は時間経過や状態、価値などによって使い方が異なります。
主に製造されて100年以上経過のものを「アンティーク」、
100年に至らないものを「ジャンク」、
その中でも価値がなく中古品に近いものを「ラビッシュ」といった分類がされています。
100年以上経過していても大量生産された工業製品や価値がないものは、アンティークに分類されない場合もあるようです。
なお、「ビンテージ」とは元々ワインの製造工程で年代を意味する言葉で、ある程度年代を経て質が良いのもに対して使われるそうです。
普段何気なく使っている「アンティーク」という言葉。
細かく分類した上で見ていくとその物の価値と積み重ねた時間の重みがありますよね。
物の価値に気付く事も多いかもしれません。
アンティークについてご紹介くださったのは
Az floral kitchen先生です☆
http://ameblo.jp/azflora