『プリザーブドフラワーアレンジメントを、どのように保管していますか』
プリザーブドの講師をしていると、生徒様から良くいただくのがこの質問です。
せっかく作ったアレンジメント、できるだけ長く飾って楽しみたいものですが、
ちょっとした間違いからダメージを与えてしまい、
せっかくのお花を台無しにしてしまうこともあります。
今日は、プリザーブドフラワーの正しい保管方法について、お話しいたします。
プリザーブドフラワーには、製造工程で保存液を含ませているので、
余分な水分は必要ありません。
逆に言うと、余分な湿気はプリザーブドフラワーにとって大敵。
余計な水分は、カビの繁殖や、虫の発生の原因にもなるので、
梅雨から夏にかけて湿気が上がる季節は特に注意が必要です!
●そこで、作ったアレンジメントはケースに入れて保管することをオススメします。
ちなみにこちらのアレンジメントは3年前のもの。
ケースに入れてあったので、このようにフレッシュなまま保たれています。
ケースにいれずに、長期間同じ場所に置いておくと、
当然、ほこりをかぶってしまうので、
その場合は、筆などでそっと優しく取り除いてくださいね。
カビの予防にもつながります。
●直射日光は、色落ちや花材にダメージを与える原因の一つです。
紫外線と温度変化は、プリザーブドに深刻なダメージを与えます。
時々、お花を飾る場所を変えてみましょう。
ちなみに、四季のある日本でプリザーブドフラワーが新鮮な状態をキープできるのは
1年~2年といわれてますが(枯れてしまうということではありません)
気候が安定し、乾燥しているヨーロッパなどでは、10年近く持つそうです!
ほんの少しの手間で、カビも色落ちも未然に防ぎ、
綺麗な状態を保つことにつながります。
アレンジメントへのちょっとした思いやりですね♪