現在の兵庫県南西部「播州」に昔から根付く金物産業は、刀の鍛造が元々の始まりだと言われています。産業の起こりは刃物の日用品として髭剃りからはじまり、現在では様々な刃物が製造されています。約250年間、お客様のご要望にお応えしてきた結果、様々なデザインが生まれました。研ぎ直しのご要望にもその刃物をこしらえた職人自らがお答えして参りました。職人とお客様の手と手の間を何度も渡ることで末永く刃物を使っていただけます。
(余談ですが)今リンクするためにサイトを見ましたら、TOPページに「 ※現在鍛冶屋の後継者を探しています。本気でやりたい方を探しています。興味のある方はご連絡ください。」と書いてありました。余計なお世話ですが、どなたかいないですかね?
良いものを使っていると気分が上がります
肌になじむさらりとした素材の服を着ると一日気分よく過ごせるように、良いものを使うと気持ちが上がります。
播州刃物の花ばさみは私にとってそんなアイテム。
1点1点職人さんが作ってくれた花ばさみで、朝からちょきんと心地よい音を聞いて活ける時間は私にとって本当に贅沢な時間なのです。
こんな素敵な桐箱で届きます
播州刃物屋さんで花ばさみを買うと桐箱で届きます。蓋をあけると、中には同じく播州地域で作られている「播州織」で包まれたハサミが出てきます。こんな風にしてはさみが届いたら誰でも長く大事にしていきたくなりますよね。
花を扱う者として、粋な包み方も参考になります。
ここでは悪くなった刃は研ぎなおしてくれます。たくさんのもので溢れている時代の今だからこそ、一つのものを大切に永く使っていくことがかっこよくそして素敵に見える今日この頃です。