これは私の経験なのですが、生徒さんの約9割はレッスン期間中に友人・知人経由でオーダーをもらいます。
特に最近はSNSで作品を見てもらえる機会が増えたので、この割合いはさらに増えているのではないかと感じます。
「私なんてほんの趣味だから・・」と習い始めたアレンジメントだったのに、オーダーをいただいたり、ちょっと教えてと声を掛けられてレッスンしているうちに気が付いたらお仕事になっていた・・なんていう方も多くいらっしゃいますし、実際にこの私もそうでした。
私のこれまでの体験については、電子書籍「フラワースクールで生きていく」でご紹介しています。アマゾンでも販売中ですが、問い合わせしてくださった方にはプレゼントしています。よろしければご覧下さいませ。
本日は、プリザーブドフラワーアレンジメントを習っていると、こんな時に花の注文が増えますよ!という年中行事についてまとめてみました。自分だったらどんな作品を作るかな、とシュミレーションしておくのも大事だと思いますので、ぜひ参考になさってみてくださいね。
友人や同僚が結婚する時、必ず贈る結婚祝い。
新居用にと、インテリアとお花の両方の意味合いがあるプリザーブドフラワーアレンジや時計、フォトフレーム等を探す方が多いようです。
これはかなりの確率で注文がありますよ。
結婚式を挙げる友人や生徒さんから良くいただくのがブーケや贈呈花、リングピローのオーダーです。
ピアノやダンスの発表会の時に身に着けるアクセサリーやお贈りする花束・アレンジを、付ける方、贈る方のイメージに合わせて作ってほしいという依頼、意外に多いものです。知人ならイメージと価格を気軽に交渉できるので、頼みやすいのかもしれませんね。
友人や彼が贈物をプレゼントする際に、お花も添えて贈りたい思われるようで、小さ目のアレンジのご依頼をいただきます。
出産祝いには、がんばったママにやわらかなお色を注文される方が多い傾向にあります。
お見舞いも良くいただくオーダーのひとつ。特に病院は生花禁止が増えているのでお見舞花はもっぱらプリザーブドです。ビタミンカラーが喜ばれます。
引っ越し・新築祝いにはセンスの良い花をお選びになる方が多いようです。
お悔やみや年忌法要の際に、枯れない本物の花を使ってあり、高級なイメージのプリザーブドのアレンジをお供えされる方が増えています。
最近はこの仏花関連の注文が増え、結婚の贈り物に次いで多いのではないでしょうか。
では次からは、季節によって増えるオーダーをご紹介したいと思います。
1月から12月までまとめてみました!
基本的に、オーダーを頂く時期は、実際のシーズンより少し前倒しになります。
1月なら2~3月に使うもの、という感じでしょうか。
その為、自分から仕掛けるのであれば、早め早めに行動することが大事です。
袴や謝恩会のドレスに合わせたヘッドコサージュのご依頼をいただきます。お母様からのご依頼が多いかもしれません。
式に参加するお母様からオーダーをいただくのが2月頃。卒入園されるご本様より少し遅れて頂くような気がします。ご本人が作りたいとおっしゃることも多いですね。
卒業生やお世話になった先生へ贈る花束やミニコサージュのご依頼が多い季節です。
オーダー、レッスンともにご依頼をたくさんいただくのが母の日です。シーズンメニューとして広く告知して下さいね。
お父さんにあげるネクタイに、書斎へ飾る花を添えたいという方からオーダーをいただきます。
母の日に比べるとこちらは少ないかもしれません!
関東は7/15がお盆という場所が多いので、お盆用のお供え花を頼まれることが増えてきます。
関西でのお盆は8/15が多いので、関東より1月ずれて帰省に合わせて注文される方が多いようです。
お中元に涼しげなお花を、という方もいらっしゃいます。
夏に使うカゴバッグをお花でデコレーションしたものが欲しいというご要望や、浴衣に合う髪飾り、夏のイメージのアクセサリーの1点ものなどのご依頼をいただくことも。
オーダーではなくレッスンですが、子供向けにと頼まれる方が多いのが8月です。
8月の下旬頃から、敬老の日のプレゼントにアレンジメントを作ってほしいという方がすごく増えます。
9月~10月にかけて、ハロウィン用のアレンジやリースを作りたい、ワークショップを開いてほしいというご依頼がとても増えます。ハロウィンは若いママ達にはもはや定番です。
写真撮影に力を入れるご家庭が増えたので、大人顔負けの髪飾りやバッグブーケを注文されることが増えてきました。
クリスマス向けのシーズンレッスンは本当に人気がありますので、ぜひ企画してみましょう。
お中元と同様に季節の贈物に使われる方という方がいらっしゃいます。
しめ縄やお正月飾りは注文もレッスンも人気です。
意外なのが、お仏壇用の花のオーダー。大事なご先祖様のお花も、新年を迎える時に新調される方が多いようです。
12月にいただくことも多いのですが、最近では成人式も前撮りが当たり前。秋から12月までがピークなので、それに合わせてご依頼をいただきます。
季節ごとにご注文をいただく機会についてご紹介いたしましたが、「そうそう、私もこの時オーダーをもらったわ」と思われた方も多いのではないでしょうか。
特に注文が多いのはこちらの5つです。
・結婚の贈り物
・仏花関連
・入園・卒業・七五三関連の髪飾りやコサージュ
・ハロウィン・クリスマス・PTAのワークショップの依頼
・母の日の贈り物
お祝い、アクセサリー、ミニギフト、シーズンインテリアからお悔やみまでを勉強しておくと、1年を通して必要なほとんどのギフトやインテリアが作れることになります。
これにプラスしてブーケまで作成できるようにしておくと、かなり幅広く注文を受けることができます。
好きなお花作りを楽しみながら勉強して、やがてそれが1回でもきちんとしたお金になる仕事になったらとてもいいですよね。お金を頂いて作品を作ることは、レッスンで花を学ぶよりも何倍も上達するのです。