ローズがメインになりがちなプリザーブドフラワーアレンジメントですが、
ガーベラは、いつもと違うデザインを作りたいときに重宝するお花です。
今日は、「ガーベラのワイヤリングと取り扱い方法」について、 お話しいたします。
ガーベラのワイヤリング
ガーベラは、茎がもろいお花。
花首が落ちてしまわないよう「フック」というワイヤリング処理を行うと安心です。
フックとは?
ワイヤーの先端をくるっと丸めるワイヤリングのメソッドです。
クラフトハサミや、ペンチの先端を利用して、カーブを作ります。
ワイヤーは、22番を基本に、お花の太さや柔らかさに応じてかえていきます。
ハサミなどの先端の形状をそのまま利用して、
くるっと輪を作ります。
なれない方は、丸ペンチを使われると簡単です。
このフックを、ガーベラの中心から、茎に向かってゆっくりまわしながら
差し込んでいきます。
茎からフックが出てきたら、ひっぱりながら、
フックが見えなくなるまで引き込みます。
フックが入った状態です。
フックの部分はほとんど見えません。
最後に、ガーベラの軸へツイスティングして、ワイヤリングは終了です。
ガーベラの取り扱い
ガーベラはとても繊細です。
花びらが割れやすく、抜けやすいので、事前に下処理をしておきます。
ガクと花びらの境にボンドやグルーをたっぷり塗り、
花びら抜けを防止します。
花びらが抜けてしまったときも、ボンドを花びらの先端につけて、
ピンセットで元の場所に戻してください。
フック、ツイスティングのワイヤリング処理と、
ボンドでお花を補強したものへ、テーピングをして終了です。
ガーベラを 扱うときは常にやさしくソフトに、を忘れずに^^
なお、フックは必ずほどこさなければいけないというわけではありません。
フックを省略し、クロスメソッドでワイヤリングしてもOKです。