プリザーブドフラワーを始めると、一番最初に覚えるのが「ローズへのワイヤリング方法」ではないでしょうか^^
バラの大きさによって、シングルピアスにしたり、ダブルピアス(クロスメソッド)にしたり・・
その際、皆様はどのようにバラにワイヤーを通していらっしゃるでしょうか。今日は基本に立ち返りまして、ローズのワイヤリングについてをご紹介いたします。
ローズへのワイヤーの通し方のコツ
コツは人それぞれなので、お好みの方法があればそれで大丈夫なのですが、なかなかうまく出来ないと思っている方はこれからお伝えする方法を参考にしてみて下さいね。
【コツその1】ワイヤーをまっすぐに
まず、ワイヤーまっすぐなことが大事です。曲がっていると、先端の回転が大きくなるためなかなか貫通しません。必ずまっすぐなワイヤーを使用します。
初心者の方に多いのですが、ワイヤーを半分に曲げて、中央にハサミを入れる方が時々いらっしゃいますが、これはNGです!
ワイヤリングの際には、きちっと半分にする必要はないので(いずれにしてもあとでカットして使用する為)、目分量で大体半分の所でカットすればOKです。
【コツその2】ローズは逆さまに持つ
一本目のワイヤーを挿す時には、左手に持ったローズは逆さまにします。
これはあくまでも1本目のワイヤーの時。クロスで2本目に打つ時は、バラを上にして(元に戻して)、1本目のワイヤーを左手で握り、2本目のワイヤーを挿して下さい。
茎を持つと、指をワイヤーで挿す確率が高くなります。それよりもローズ全体を左手で持ってワイヤリングした方が、安定感があります。
ただし、初心者の方は力を入れすぎてローズを握り潰してしまうことがあるので、軽く握るように心がけて下さいね。
【コツその3】ワイヤーは無理に通さない
左手でローズを逆向きに持ち、1本目のワイヤーを右手で挿していきますが、その際に、力任せに差し込むのではなく、ワイヤーはクルクルと回しながら、ドリルのように茎へワイヤーを通します。
最初はワイヤーが本当に刺さっているかどうか分からないためワイヤーの端の部分を90度に折り、そこが回っていれば自然と貫通します。
力を入れるとワイヤーがなかなか回らないので、軽く持ちながらクルクルと回すのがポイントです。
また、ワイヤーが挿さるまでの間、グラグラしてやりにくい!という方は、花をつつみこみつつ、左手の親指を人差し指で、ワイヤーの先端を軽く支えてあげるとやりやすいと思います。
最初からこの方法のワイヤリングで慣れているとどんどんスピードアップし、たくさんのアレンジメントやブーケを作る際などもスイスイとワイヤーを通せるようになります。
力だけでワイヤーを貫通させていた方は、ぜひこの方法に挑戦してみてくださいね。何年か後のワイヤリング作業のスピードが大きく変わってくるはずです。ワイヤリングをスピードアップしたい方は試してみて下さいね。