リースは1年中人気のインテリアフラワーです。
リースを制作する際には、主に「つる系のリース台」と「オアシスやセックで出来たリース台」の2種類のどちからを使用します。
左がツル系、右がフォームのリース台
右のフォーム場のリース台は、全体にお花や葉をしっかり入れ込んで作る時に便利です。左のツル系は、土台の良さも生かしながらリースを作る際に最適です。
フォームのリース台の場合は、入れる花材はアレンジメントと同じ扱いで大丈夫だとおわかりになると思いますが、左のツル系の場合、どのように花材を入れていけばよいのか迷う方が多いようで、時々ご質問をいただきます。
そこで今日は、ツル系のリース台に入れる花材の扱い方について、ご紹介したいと思います。
まずはプリザーブドローズの使い方からです。
プリザーブドローズは茎が短く、花首も重めなので、ワイヤリングしてから使用しましょう。
・#24前後のワイヤーを1/4にカットして、クロスメソッドでワイヤリングします。ワイヤーは、裸でも、リース台の色にあわせた地巻ワイヤーでもOKです。
・必要に応じてテーピングを茎部分にほどこしておきます(必ずしなくてはいけないという訳ではありません。クロス部分のワイヤーが目立つ時にはテーピングをした方が良いのですが、リース台に挿す時にジャマになることもあるので、臨機応変に行って下さい)。
・他のプリザーブドフラワー類も、殆どはローズと同様に扱います。
・プリザーブドやドライ、アーティフィシャルのアジサイの場合は、ワイヤリングせずにそのままグルーガンを併用して使用して大丈夫です。
・バラバラしているものや、茎が細く弱いものをリース台に挿し込んで使用する場合は、ツイスティングメソッドでワイヤリングを施しておきます。ワイヤーは1/3程度の長さがあれば十分です。
・ワイヤーが気になる時はテーピングを行って下さい。
・アーティフィシャルリーフなど、茎が短いものは、アジサイと同じ要領で使用します。
・ワイヤーが気になる時はテーピングを行って下さい。
ワイヤリング出来ないものは、グルーガンでワイヤーを付けてもOKです。
花材をツル系のリース台に挿す方法です。
茎だけのものは茎に、ワイヤリングしたものはワイヤー部分にグルーを付けて、編んであるツルとツルの間に挿し込みます。
ツルの編み方がきつくて、花材を挿し込むのに力が必用な場合があります。そんな時はペンチを使って作業をすると良いと思います。
アジサイやリーフも同じようにグルーを付けた後、スキマに挿し込んで使用します。
ドライフラワーなど軽い花材は、ワイヤリング無しでリース台の上に直接貼っても大丈夫です。
ちなみにこちらのドライフラワーリースは、ワイヤリングは無しで全てグルー留めで作っています。
販売をするのか、レッスンをするのかなどによっても、ワイヤリングが必要かどうかは変わってきます。
夏のリースも人気のあるレッスンメニューです。
初めてリースを作る、レッスンをしてみるという方は、上記をご参考にしてみて下さいね。