写真撮影で、被写体を強調したい時に有効なスタイリングのテクニックがいくつかあります。
今日はそのうちのひとつ「並べる」をご紹介します。
複数の被写体を並べて配置するとパワーアップ!
●同じ被写体を複数
●似たような被写体を複数
●全く違う種類だけど、同系色の被写体を複数
並べる被写体は、上記のように様々で大丈夫。
表現したい目的にあわせて、画面に複数の被写体を配置することがポイントです。
同じ目的を持った被写体を並べると「繰り返し」の力が加わります。
このことで見る側により強いメッセージを伝えることができるのです。
⇒ これからメインに売って行きたい商品
⇒1点1点が小さく目立たないアレンジメント
⇒カラーのラインナップを告知したい
⇒形の面白さを伝えたい
そんな時に有効なのが、並べるテクニックです。
ディスプレイとしての見せ方を目的に撮影したショット。
奥に向かって同じ被写体を並べて置き、
「こんな風に並べて置くとステキです」 というメッセージを伝えています。
次は、同じバックの前で撮影した2枚の写真をご覧ください。
こちらは横に並べてみたもの。
次は縦(ややナナメ)に並べてみたもの。
同じバックの前で、同じ被写体を使って撮影していますが、雰囲気がかなり違うことがお分かりいただけると思います。
これから撮影する被写体は、どのように配置すると、伝えたい相手にその被写体の良さを理解してもらえるか。そんな風に考えて、スタイリングしていきましょう。
そのほかの並べるバリエーションです。
ジグザクに被写体を配置するのは、王道のスタイリング
お手元の雑誌をめくってみてください。
かならずこのジグザグで撮影した写真を発見することができます。
最近の洋書のトレンド、ストレートライン
お料理系のショットで多用されています。
上級テクニック、格子状
大きさがバラバラで、全く異なるアイテムを多数置くのであれば、
さりげなく格子状に配置してみると、落ち着きます。
小物、インテリア系スタイリングでよく使われます。
何かを強調したいときに有効な「並べる」スタイリング。
チャレンジしてみてください^^