みなさん、こんにちは。
徳島にてオフィシャルスクール フラワーサロンシャンリーブルを主宰しております萱谷です。
アクセサリーやフラワー資材として、みなさんの身近にあるパール。
手芸店や資材店で手に入るパールピックや連パールは安価ですので、レッスンやオーダーアレンジのデコレーションアイテムとて用いることも多々あるのではないでしょうか?
ただ、その中でも既製品として形作られたデコレーションパールピックとなると、驚くほど価格が上がり小さなアレンジやコサージュなどには原価を考えると使えない…。
なんて苦い思いをしたことはありませんか?
(写真のピックは6本入りで上代が1680円です汗)
そこで今日は簡単にデコレーションパールピックや応用編のコサージュを作る方法をお伝えします。
まずパールにはバラと連。
連パールは仕入先によりワイヤーでつながったもの、糸でつながったものがあります。
ピックやブローチを作るうえで、一番手っ取り早いのはワイヤー入りではありますが、糸でつながったものもひと手間かかりますが簡単です。
ばら売りは一粒ピックやポイント使いとして使用するのがよいかもしれません。
では、さっそく作り方を説明します。
【ワイヤーが通った連パールの場合】
まずワイヤーが通った連パールは、自分の作りたい大きさでワイヤーごとにカットし、丸くなるようパールの根元でねじり止めます。
【糸連パールの場合】
巻きワイヤーを用意しパールは連なったまま、ケース(今回はプリザーブドフラワーのアジサイのケースを使用)にクリップで止めピーンと張ります。(←ここが大事)
端から巻きワイヤーを穴にさして通します。
うまくいけば一度に20粒ほど通せます。
これを繰り返し、巻きワイヤー側にパールを必要な量、通し換えます。
そして先ほどの工程1へ戻ります。
同じ大きさの輪にしたいときは、丸める前に定規で測り、長さをそろえます。
そのままのマル型でもよいですが、先端を少しとがらせたリーフ型やさらに丸めたボール型もおすすめです。
ねじり型を作る場合には、根元をしっかり持ちねじるだけで作れます。
さらに、ねじったものの根元ワイヤーの足片方をねじねじの先端にひっかけ、輪にするとねじねじマル型になります。
工夫すれば様々な形に仕上げられますよ。
また更なる応用として、丸形やリーフなど平面に形作ったパールピックはお好みの布を選び、布をカットしパールに木工用ボンドを塗って布を貼ります。
乾いたらはみ出た布をカットします。
布を貼ったものはデコレーション感が増し、また一味違ったパールピックとなります。
ピックとしてプリザーブドフラワーアレンジに活用するのもよし。
ピックをパーツとしてくみ上げて、裏にコサージュぴんをつけたらコサージュとしても使えます。
このようにピックから作るとレッスンでは、小さなアレンジでもしっかりと作りこみ感も出ますし、何より個性も出やすいですよね。
またこれからの季節にはファーとパールだけのコサージュというのも素敵だと思います。
ぜひ、みなさんもレッスンに取り入れ楽しんでくださいね。
シャンリーブル 萱谷厚子