プリザーブドを習っていると、良く耳にする「メリア」という言葉。
このメリアとは、プリザーブドではグルーで、 生花ならワイヤーで、
花びらや葉を重ねていき、 ひとつの大輪の花に仕上げたものの、総称です。
1輪を大輪にしたものは「ブルーミングローズ」といわれ、アレンジにも使いますが、
複数の材料を使って大きく仕立てたメリアは、おもにブーケやヘッドドレスなどの
ウエディングアイテムとして使用します。
プリザーブドであればローズのメリアがポピュラーです。
生花であれば、バラのほか、百合(リリメリア)、
グラジオラス(グラメリア)などもメリアにします。
さてこのメリアという言葉、 語源をご存知でしょうか。
諸説あるものの「カメリア(椿)」だというのが一般的です。
椿は椿でも、日本の路地でみかけるやぶ椿ではなくて、 八重椿のイメージでしょうか。
また、カメリアといえば、シャネルのカメリアマークが有名です。
あのマーク、言われて見れば、たしかにメリアそのものですね。
メリアは手間が掛かりますが、豪華な仕上がりは格別です。
個性的なブーケをご希望の花嫁様に、ぜひオススメしてみてください。