サムシングフォーについて、少し前の記事でご紹介いたしましたが、
覚えていらっしゃいますか。
~だけどそもそも、なぜ青なの? そしてなぜサムシングなの?~
今日はそんなことをお話ししたいと思います。
英国の有名な童謡「マザー・グース」。
この中に「Something Four」という詩があります。
Something Old,
Something New,
Something Borrowerd,
Something Blue,
・・And a Sixpence in Her Shoe.
これは、英国の古いことわざで花嫁が持参すると良い持ち物を歌ったものですが、
とてもとても古い言い伝えなので、今では、本来、何をさしていたのかハッキリしないものもあるようです。
さて、本題であるSomething Blue(何か青いもの)の青の由来は、
聖母マリアの純潔を象徴する色(マリア様の服は青で必ず描かます)や、
輝かしい未来が待つ青い空の色から来ていると言われています。
また、Something Old,(何か古いもの)は、既婚者の幸運な結婚を
花嫁におすそわけするというもの。
欧米では、既婚者のガーターを花嫁がゆずり受けます。
このサムシングブルーとサムシングオールドを、ヨーロッパの人たちが一石二鳥の形にしたのが 青いガーター(または青いリボンのついたガーターなど)でした。
こうして青いガーターを花嫁がドレスの下につけることから、
「サムシングブルー」は、見えない所にほんの少しだけ、という意味で使われるようになりました。
ところが日本では、ガーターをする習慣がありません!
そこで白いブーケの中に、ほんの少し青い色のお花を添えるというパターンが、
ロマンチックなイメージとともに広く普及したようです。
日本人にはあまりなじみがない青いガーターと、ブーケの中の少しのブルー。
同じ意味合いだと思うと、なぜかビミョウな感じがしてなりません(笑)