今日はブーケについて。
私が小さな頃よく見たお花屋さんが作るブーケは、「正面を見せる」「裏側がある組み方」。とても素敵で、花ってキレイだなあと思っていました。そこから華道を始めるようになり、やはり、表側を魅せる活け方を主に学びました。
―四方から見て美しいブーケ―
その後、イギリスや、パリのフラワースクールでスパイラルにブーケを組み、「なんて贅沢でカッコいいのだろう!」と感激したことを今でも覚えています。四方から見て全部に花を入れちゃうなんていいの??、なるほどこれならこのまま花瓶に飾れるから贈られた方もいいよね、という具合に、本当に感激したのです。
私が最初日本で学んだブーケも、その後ヨーロッパで見たブーケも両方同じくらい好きです。色々なブーケを作れるようになったら本当に素敵だろうなあと思いました。
木蓮のシャンペトルブーケ
沢山の花をギュッと詰めてモダンにまとめるブーケも好きですし、シャンペトルのような無造作に見えて実は計算されているブーケにも強く心惹かれます。
もちろん、花嫁様の為に作るブライディに挿していく純白のブーケも心躍ります。ワイヤリングブーケは特に生花だと時間勝負になってくるのでちょっと大変ですが、細かな動作ができるので結構好きです。よく昔は冷蔵庫に前の晩に閉まっておきました。
ブーケは特別な何かの為に組むのではなく、気に入った花やグリーンをチョイスして、まとめて(束ねて)、シンプルな花器に放っておくのが一番好きなスタイルです。もちろん知人の記念日には、近所の花屋さんで花を調達して花束にしてプレゼントすることも昔からよくやっていて、作る私も嬉しくて幸せな気分です。
色々な花を知って、特性を知り、様々な組み方を知っておくと、本当に花を楽しむことができます。でも、ブーケは非常に奥が深くて、何個も何個も作ってもまだまだ足りなくて、練習が必要で。私もまだ修行の途中です。
普段なかなか、ブーケを作る機会ってないのですが、ぜひぜひ「自分のためだけの贅沢ブーケ」作ってみてください。心が本当に元気になるのです。フジエはこれ以上元気になってどうするのですか、と岡村からよく言われますが^^自分ブーケは心の美容に良いのです。
2月の生花レッスンは、「ブーケドマリエ」
ナチュラルなステムを生かした縦のラインのブーケを作ります。良かったらご検討くださいませ。