キクは秋を代表する花の一つ。
日本の国花になっています。
その華やかさと持ちの良さから、正月飾りの縁起物としてや、結婚式の髪飾りなどにも飾られています。
秋には、重陽の節句として菊の宴が開かれ、不老長寿を願いキクの花を浮かべたキク酒を飲むという風習が中国から伝わり、日本でも秋の花として愛されています。
私たちに最も身近なお花のひとつと言える菊ですが、
最近では、これも菊?というような、様々な菊が沢山あります。
また、プリザーブドフラワーでも色々な菊やマムが販売されていますので、少しご紹介します。
菊といえば、一本の茎に一輪の花を咲かせる「輪菊(りんぎく)」
「菊」の原産地は中国で、日本に渡来したのは奈良時代。
その後、日本独自に品種改良され、切り花として楽しまれているのが、輪菊と小菊です。
大きさでは、主に観賞用に栽培され、花径(花の直径)が18センチ以上の「大輪菊」、生け花や仏花などの切り花として使われ、花径が9センチ以上~18センチ未満の「中輪菊」、切り花や花壇などの観賞用に加え、食用としても栽培され、花径が9センチ未満の「小輪菊」の3つに分類されています。
対してマムは一本の茎に一輪の花を咲かせる輪菊とは違い、栽培の途中で蕾を摘み取らず、一本の茎に花を小枝(Spray)状に数輪咲かせることから、その名前が付けられました。
同じく原産地中国から渡米・渡欧し、欧米で品種改良され日本に輸入されたお花のことで、
スプレーマムやピンポンマムと言われます。
花びらがボール状になったものを、ピンポン咲き
花びらが密着してさく、八重咲きのポンポン咲き以外のものを、デコラ咲き
花びらが細長く管状の担っていて、外側に開いてさいているものを、スパイダー咲き
花びらが管状担っていて、先端がスプ^ん状になっているものを、スプーン咲き
というように、沢山の品種があり、今では2000種類もあるそうです。
今回はお庭に咲いた、デコラ咲きとピンポン咲きのマムを使って、ブーケを作ってみました。
教室に飾っておいたところ、秋を感じさせてくれると生徒様にも大好評でした!
菊について教えてくださったのは
「La Fleur Angelique(ラ・フルール・アンジェリック)」 小久保先生です☆