年末から春咲にかけては、枝物が花屋さんの店頭にたくさん出回るシーズンです。クリスマスの針葉樹類、お正月の松、春先はミモザなどなど・・。
生花レッスンでは、枝物を使う機会が増えますよね^^
こうした枝ものは、一般的な花ものは水揚げの方法が少し違います。
今日はこれからの季節に出番の多い太い枝物の水揚げ方法を、杉を例にご紹介しますね。
お花屋さんで買って来た枝は、カット面へ十文字にハサミで割りをいれます。
枝が太いととても堅いので、剪定用や生け花用のハサミがあると割りやすいです。
できるだけ深く割ったほうが、断面が広くなって水揚げがよくなります。
お花屋さんで売っているものを買って来た場合は、すでに割りが入っている場合がほとんどです。その場合も切りこみを深く割っておくか、断面を切り戻しして、さらに吸水しやすいようにしてあげると完璧です^^
雪柳やこでまりなど、細くて堅い枝物はハサミが入れづらいので、金づちなどで叩いて細かく砕く場合もあります。そして水につけるときは枝の先端から5センチくらいの浅水につけます。水につかる部分に葉っぱがある場合はカットしておくと水が汚れにくいですよ。
春先に出番の多い枝物、上手に管理して素敵なアレンジを作ってくださいね!
フレーズ(FEJ神奈川試験校)柘植 恭子
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