『今、結婚式の準備をしているあなたへ」知っていますか?ウェディングをもっと素敵にする為の4つのげんかつぎ(験担ぎ)』
間もなくジューンブライドの季節がやってきます。6月に式を予定されている人はそろそろ準備が忙しくなってきている頃ではないでしょうか。
花嫁がベールをまとっている姿は、間違いなく女性の人生において最も美しい瞬間。 一生に一度の大切な日は、心から自分らしい笑顔で過ごしたいものです。ぜひ体調管理には気を付けて、準備をがんばってくださいね。
婚約してから結婚式の間まで、さまざまな準備が控えていて大忙しの花嫁さまですが、現実的なことが意外に多く、毎週末は予定がびっしり。 まさに目が回るような忙しさとはこのことで、自分のことはついつい後回しにしてしまうことも・・。
ですが、一生に一度のお式です。 ご自分と未来のダンナ様が幸せになる「げんかつぎ」の準備もしてみてはいかがでしょう。 「げんかつぎ」の準備は楽しいので、 たとえ忙しくても、ワクワクする時間を過ごせること請け合いです!
本日は、花嫁さまにとって大切な一日となるウェディングを もっと素敵にする為の「4つのげんかつぎ」についてご紹介いたします。
げんかつぎ(験担ぎ)って?
もともとは「縁起をかつぐ」という意味からきていると言われています。
試合前に「勝つ」をかけて「かつ丼」を食べたり、 受験に「合格」するをかけて「五角形の鉛筆」を使うのは、 有名なげんかつぎの方法です。 ミスユニバース世界大会1位になった森理世さんも、 大会前には必ずかつ丼を食べていて 「試合に勝つコツはかつ丼だと思っている」という名言もありました。
普通に考えればさすがに「かつ丼」で世界1位にはなれそうもありませんが、 げんかつぎを大事にしている著名人は意外に多いのです。 イチローは必ず右からスパイクを履くそうですし、ゴルフの横峰さくらさんは勝負カラーをイエローと決めています。試合に向けて血のにじむような努力をしているアスリートたちも、最後はそれぞれの「げんかつぎ」を大事にしています。
結婚式は試合ではないのですが、ある意味試合以上に大切な日となります。 そんな結婚式の日に使う4つのげんかつぎアイテムを、今まさに準備をしている皆様にご紹介いたします。
花嫁を幸せに導く、げんかつぎ4つ
200年以上前から欧米で伝わる4つのげんかつぎをご存じですか。
4つのげんかつぎは「サムシングフォー」と呼ばれています。 欧米では、「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」「青いもの」を身に着けると、花嫁は幸せになると言われていて、 この4つをまとめて「サムシングフォー」と呼びます。 すでに幸せいっぱいの花嫁さんですが、挙式の日にサムシングフォーを身に着けると、もっともっと幸せになれると伝えられているのです。
サムシングフォーの由来は?
サムシングフォーの由来はマザーグース
ディズニー作品にもなっている童謡「マザーグース」はご存じでしょうか。 欧米では古い童謡全般を総称して「マザーグース」と呼び、広く親しまれています。
このマザーグースの唄の中に、「なにかひとつ古いもの、なにかひとつ新しいもの、なにかひとつ借りたもの、なにかひとつ青いもの、そして靴の中には6ペンス銀貨を」という歌詞があります。
something old, something new, something borrowed, something blue, and a silver sixpence in her shoe.
花嫁がお嫁に行く時に持参すると幸せになれるこの由来は、マザーグースからきています。 さらに唄の最後にあった「6ペンスコイン」も靴に入れて完璧にしたい!という花嫁さんが多く、 アマゾンでは6ペンスコインが、最近のものから年代ものの古銭まで、6ペンス以上の高値で流通しています。
幸せになれる4つのアイテムとは?
サムシングフォーの本来の意味と実践方法
サムシングフォーの由来はわかりましたが、実際の世界で花嫁様たちは、どんなものを使っているのか、ご紹介します。
(1)サムシングオールド「古いもの」
祖先から伝わる財産を受け継ぐという意味。 古いものを身に着けて、先祖の加護を願います。 母親や祖母から、パールネックレスや指輪などのアクセサリーを借りて身に着けると良いとされています。
(2)サムシングニュー「新しいもの」
新生活の象徴です。 結婚式では、身に着けるストッキングや下着、靴、グローブなど、どれかが新品であれば大丈夫です。 新しい生活が幸せになるようにとの願いが込められています。
(3)サムシングボロウ「借りたもの」
既婚者の幸せをお裾分けしてもらうという意味。 身近にいる幸せな人から見に着けるものを借ります。 親友や姉妹から借りれば一生の思い出になりますね。ハンカチ等なんでも大丈夫です。 ただし「レンタルドレス」などのレンタル品は、このボロウには含まれないようです。
(4)サムシングブルー「青いもの」
聖母マリアを象徴する青からきています。 花嫁の貞操や清潔をイメージして、サムシングブルーは人目の付かない場所に身に着けます。 欧米では既婚者のガーターベルトを譲り受け(サムシングオールド)、それに青いリボン(サムシングブルー)を身に着ける人が多くいます。
http://www.notonthehighstreet.com/
日本では4つのげんかつぎの中でサムシングブルーが日本では最もポピュラーです。 ブーケに青い花、リボンを使う人が多く、最近ではブライダルリングの内側にさりげなく青い石を入れる素敵な花嫁様もいます。
おわりに
今までの人生と多くのご縁に感謝をするきっかけになるサムシングフォー
式を目前に控えて、今まさに準備に追われている方も多いでしょう。本日ご紹介した4つのアイテムは、実は周囲の協力がないと全てが揃いません。
げんをかつぎながらも、この機会を通して、人とのご縁、家族への感謝の気持ちを思い出させてくれるのが「サムシングフォー」なのです。
幸せになれるという4つのアイテムを身に着けて、皆様の結婚式が笑顔いっぱいの素敵なものなりますように。
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