お花を習っている人はかなり高い確率で頼まれる結婚式の「ウェルカムボード」
こちらをお読みになっている方も1度や2度頼まれた経験があるのではないでしょうか。あるいはご自身の結婚式でお作りになられた方も多いかもしれませんね。
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実は見よう見まねでもなんとかなるウェルカムボードの制作。でも出来上がったらなんとなくのっぺり・・・ということはありませんか?
素敵な結婚式を飾るウェルカムボード、参列者が最初に見るウェルカムアイテムだからこそ、素敵ね!と言ってもらえるようなものを是非作りたいですね。
本日はあまりレッスンでは取り上げられないウェルカムボードの作り方と失敗しない5つのコツをお伝え致します。
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諸説あるのですが、ウェルカムボードが流行り始めたのは1990年頃。1990年代といえば豪華な結婚式がまだ流行っていた頃ですね。
「○○家」という立札をさらに個性的でオシャレにアレンジしたものが現代のウェルカムボードとなっているそうです。
結婚式は始まるまでの待ち時間が意外と長いもの。その待ち時間に参列者の方に楽しんでいただきたい、ウェルカムボードは主催者側のそんな気持ちを表現するアイテムになっています。
どんなものもそうですが、ご注文を頂いた時はどんな目的でそれを作るのか?ということをいつも心にとめて作りたいですね。
ウェルカムボードと言っても本当にさまざま。シャビーシックなものからモダンなものまで色々で会場の雰囲気などに合わせて作ることがバランスの良いボード作りのコツです。
素敵だなあと思うものをいくつかご紹介致します。
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それでは、今日はこちらのオーソドックスなタイプのボードの作り方をご紹介致します。
今回製作に協力してくださったのは、本校講師の松川先生です!
会場の雰囲気と揃えること
会場の色がオレンジならウェルカムボードもオレンジ系をセレクトするなど、色さえ揃えてしまえば大きな失敗はありません。
最近では、新郎新婦でウエディングのテーマを決めて準備を進めたりしているようです。オーダーがあった時は、新郎新婦にテーマカラー、イメージカラーを聞いてから制作すると安心ですね。
花や葉は平坦に載せないこと
直接ベースに貼り付ける方法もありますが、奥行きを出したい時などはこちらの方法が効果的です。
①オアシステープで高さを出したい箇所に♯22ワイヤーをセットします。
②小さめにカットしたセックをセットします。先ほどのワイヤーは短くカットしセックの中に入れ込みます。
③取れないように、オアシステープでセックの上から留めておきます。基本的に立てて飾るウェルカムボードですのでしっかり留めておきましょう。
グルーやサハラは決してはみ出さないように!
たくさんの方にご覧いただくウェルカムボードですので、グルーやサハラは見えないように工夫をする必要があります。
①画像のようにリーフをつけた時のグルーが目立ってしまう場合、
②気になる箇所をリーフで隠すなど配慮が必要です。どの角度から見てもサハラ、ワイヤー、グルーが見えないよう必ず確認致しましょう。
花が落ちないようにしっかり固定!
結婚式で「花が落ちる」のは大変不吉とされていますので、ワイヤーの茎の先にはしっかりとグルーやボンドを塗り、参列者の方が多少手で触れても落ちないよう固定しておきましょう。
花の配置が大切です!
土台になるボードにもよりますが、花をアレンジする配置に気を付けましょう。
初心者の方は以下の2点の配置が安心です。
・上だけ配置する ・対象に配置する
いきなりグルーでつけていかず、先ずは土台となるフレームに仮置きしてみるなど、イメージを膨らませてから制作に入ると失敗が少ないかと思います。
対象に配置する場合は、どちらかの比重を重くするなど(例えば下)同じにならないよう工夫してみて下さい。
いかがでしたでしょうか。本日は「ウェルカムボード作りの5つのコツ」をご紹介させていただきました。
結婚式の顔になるアイテムですので、何より、新郎新婦のご希望通りできているか、また会場の雰囲気に合っているか、ということが大切ですね。
ウェルカムボードはウエディングブーケと合わせてオーダーを受けることの多いアイテムです。是非素敵なボード作りにお役立て下さい。