フランスで年に2回開催される世界的に有名な欧州最大級のインテリア&デザイン見本市があります。
それが「メゾンエオブジェ」です。
「世界の流行はここから始まる」と言われるほど大きな影響力を持つ「メゾンエオブジェ」。今回はこの見本市についてご案内したいと思います。 まずは概要をご説明。
欧州には、ドイツで行われるこちらも世界最大級の見本市「アンビエンテ(Ambiente)」をはじめとする、様々な見本市があります。
その中でもメゾンエオブジェへの注目が特に高い理由は、パリというモードの最先端の街で20年に渡り、デザインに拘ってトレンドを発信し続けてきたことにあると思います。
会場を訪れるのも、バイヤーにとどまらず、ジャーナリスト、ハイブランドのデザイナーや担当者、スタイリストやトレンドセッターと呼ばれる流行仕掛け人などなど。
メゾンエオブジェでこうしたトレンドセッターの目に留まることで、世界のトップデザイナーへと駆け上がりのも夢ではありません。
その為、メゾンエオブジェには主催者の厳しい審査があり、出展実績はステータスとなって大きな影響力を持つと言われています。
日本では、海外に販路を求める企業に対し、ジェトロ(日本貿易振興機構)が参加をバックアップしています。
こちらはジェトロのweb資料からお借りしてきた、2014年に日本ブースへ参加した企業のパンフレットの一部です。
松栄堂さんは有名なお香の老舗です。とても良いお香でも試香をさせて下さったりして日本を訪れる海外の方にも人気があるのですが、こうした海外へ向けた活動を着々とされているのだなぁと思いました。
こちらは、2015年1月のデザイナーオブザイヤーに選ばれたnendoの展示ブース。
世界で活躍している日本人デザイナーや、これから世界へはばたいていこうとする優れた日本のデザインやモノ達が、流行発信基地であるメゾンエオブジェでがんばっているのは、なんだか誇らしい気持ちになります。
ここを訪れる人たちもオシャレな人が多く、トレンドセッターによるトレンドブースやインスタレーションブースは美術館にいるような質の高い展示で、まさにここは流行の発信基地だなぁと感じたのを覚えています。
Living in Tokyo / floral designer
フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。
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