レジンや軽量粘度、石膏、プラパンなど、様々な素材を使って小物やアクセサリー作りをするのが流行していますが、「すけるくん」という乾くと透け感が出る特殊な粘度で、フェイクスイーツやキャンディを作りアクセサリーにして楽しむ人が増えています。
作っている方のサイトを見ると、本物ソックリで「これが粘度?」と思う精巧さです。
そこで今回は、このすけるくんを実際に使って、アクセサリー作りをしてみたいと思います。
今回使用するすけるくんはこちら。
200gで1000円前後で販売されています。クレイ用の粘土などに比べるとやや割高です。
中は真っ白。さわると弾力があります。
手にはつきにくく、扱いやすすそうです。それではさっそく、このすけるくんで「アジサイのピアス」を作っていきたいと思います。
まずは、良く洗ったオイル分のない手で、取り出した粘度を素早く、そして良~くこねます。こねが足りないと、乾いてからヒビ割れの原因になります!
色付けには、水性サインペン・水性マジック・油絵具・アクリル絵具・水彩絵具などが使用できます、今回は身近にあった蛍光ピンクの水性ペンを使ってみました。
※色を付ける時は、ちょっぴり薄めがコツです!硬化後、透けてくると色が濃くなるので、想像している色味よりやや薄めに色を入れておきましょう。
色を入れたら均等になるまでしっかりこねます。ほんのりサクラ色になりました。
・色をつけたすけるくんから、はなびら1枚分を取ります。
・こねて丸くします。
・はなびら5枚分の丸をつくります。
・できた丸を5個ともつぶして平らにします。
・花びらの形になるように、指や竹串を使って整えます。
・これを5枚作ります。
※すけるくんは、乾燥すると10~20%程度、縮んでしまいます。出来上がりの大きさより、少し大き目に作っておきます。
・花びらがリアルに見えるように、竹串で線を入れていきます。
・一番最初に成形した花びらから、順番に線を入れていきましょう。少し固くなってきてからの方が線がいれやすいですよ!
・全ての花びらに線が入りました。
・5枚の花びらを、すけるくんが柔らかい内に、中央でまとめて、花の形にします。
・花びらが離れてバラバラにならないように、竹串の尖っていない方で、中央とんとんとつぶすようにして、まとめます。
※線入れに時間がかかってまとまらない時は、無理にまとめず花びら1枚1枚のままで乾かして、完全に硬化してから、ボンドで花びらを接着しましょう。
アジサイが2つ、出来上がりました。
画像次回⇒まだ花が柔らかい内に、金具を入れる穴を竹串でつくっておきましょう。
この時点ではまだまだ不透明で、柔らかさが残っていますが、徐々に固まって弾力が増していきますし、透明になっていきます。
このまま、完全に乾燥するまで数日~1週間程度待ちます。時期や、形状により、かわく時間はかわります。
パーツを作ってから4日ほど乾燥させました。
冬場だったこともあり、もうすっかりカチカチです。
表書きの通り、折ってもパチンと折れて切れてしまうことはありません。
弾力がある、固いゴムみたいな感じで、ちゃんと元に戻りまた。
すっかり乾燥したすけるくんで作ったアジサイ。これをピックにしてみたいと思います。使うのは、ワイヤー、ビーズ、穴あけです。
簡単に穴が開きました。
ワイヤーにビーズを通して中央で2つ折りにし、アジサイの穴に通します。
ワイヤーのままだとビーズを通したワイヤーが抜けてしまうので、抜け防止の為にテーピングをしておきます。
特に花の下はしっかりと!(グラグラする時はグルーで留めて下さい)
これでピックの完成です。
かわいいお花のピックが入って、アレンジが華やかになりました。
例えば、これを本物のUピンにつけて花嫁様の髪飾りにして、使った後はウェルカムフラワーと一緒にお花として使えば、長く想い出を楽しむことが出来ますよね^^