10月になると、ジャックオーランタン(おばけカボチャの提灯)を作ったり、おもちゃカボチャを飾ってハロウィン(万聖節・10月31日)がやってくるのを楽しむご家庭が多くなってきました。
ジャックオーランタンもおもちゃカボチャも基本的には生のカボチャ。
よくよく考えてみると、1ケ月近く放置しておくことになるのですが、これって大丈夫なのでしょうか。
カボチャの保管方法について調べてみましたので、皆様にもシェアしたいと思います。
まず、生のカボチャの保管方法です。
おもちゃカボチャやジャックオーランタン用のカボチャを手に入れて、使うまでしばらくあるよという時は、冷暗所で保管します。
温度が低すぎる場所で保管すると、このヘタの所がカビてくることがあるので注意です!
出来れば新聞紙などにくるんで、直射日光のあたらない涼しい場所で保管して下さいね。
では、ジャックオーランタン用に、カットしてしまったカボチャの場合はどのようにするとより長持ちするのでしょうか。
実はこれはかなりの難問。長雨や台風などで湿度が高い日が続くと、屋外においておいたジャックオーランタンは日本の場合、かなりの確率でカビてしまいます。
雨の日でなくても、風通しの悪い場所において置いたジャックオーランタンはカビてしまうことがあります。
余談ですが、カビずにそのままで気が付くとチカチに乾燥してしまうカボチャがあります。条件が良かった場合もありますが、中には「ポストハーベスト農薬が散布されている為にカビないということがあります(ポストハーベスト農薬とは、収穫後の農産物に使用される殺菌剤や防カビ剤のこと)。
ジャックオーランタン用のカボチャは食品ではないので、かなりの確率でポストハーベスト農薬が散布されているはずです。ポストハーベストは食品添加物の一種なので口に入れても大丈夫ではありますが、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では衛生面からも口にすることなどが無いように注意したいですね。
ではどのようにすればよいのか、ということですが、ジャックオーランタンを長くカビさせずに保存する為には、風通しの良い場所に飾ると良いですね。
また、ジャックオーランタンに仕立てる際には、出来るだけしっかりと、中の実の部分は削り取って下さいね。柔らかい実の部分はどうしてもよりかびやすかったり、腐りやすかったりします。
飾る際には、地面に置くよりも吊るしたり、高い場所に置いておく。これがオススメです。
ロウソクを灯す場合は、吊るしたり高い場所はちょっと心配ですよね。
そんな場合、夜にランタンを灯す時は地面に置き、日中は、カボチャについたドロや汚れをしっかり拭きとって、出来るだけ風通しの良い場所においておきましょう。
秋の実りをお祝いする意味もある「ハロウィン」。
真ん丸と大きく育った黄色やオレンジ色のカボチャはいかにも秋の実りの代表です。
生のカボチャがカビてしまうのは仕方がないのですが、出来れば少しでも長くきれいな状態で楽しみたいものです。
ホームパーティなどでお客様がいらっしゃる日がわかっている場合は、その日に間に合う程度にジャックオーランタンを作ってあまり長期間保管しないようにし、風通しの良い場所に飾って、ハロウィンをお楽しみいただければと思います。