花婿さんが結婚式で胸に付けるコサージュを「ブートニア」と呼びます。
ブーケのご注文を受けたら、ブートニアは必ずセットで(同じ材料で)ご制作します。そろそろ、秋のウェディングの打ち合わせも多くなる季節。今日はブートニアについてご案内したいと思います!
ブートニア、お客様の中には「経費節約したいのでブートニアはいりません」とおっしゃる方がまれにいらっしゃるのですが、そんな時は、ブートニアの由来を話して、ブライダルに欠かせないアイテムだということをご理解いただくと良いかもしれません。
そこで今日は、ブートニアの由来と、ブートニアのお届け方法をご紹介したいと思います。
ブートニアの由来
昔、ヨーロッパではプロポーズの 際に男性は12本の花を束ねたブーケ(dozen flower bouquet)を女性へプレゼントしていました。
女性はブーケを受け取り、プロポーズへの返事がOKなら、ブーケの花を1本を抜いて、男性の襟元や胸ポケットに挿したそうです。
つまりブートニアはプロポーズを受け入れたOKの証、というわけなのです。
ですから、ブートニア抜きに、ブライダルのセレモニーは考えられないというわけですね。
ブートニアのお渡しの方法3つ
最初にご紹介したように、ブートニアは基本的には花嫁様のブーケと一緒に納品となります。皆さまはどのようにブートニアをお渡ししていらっしゃるでしょうか。ここでは3つの方法をご紹介いたします。
●その1)ブーケボックスの底に留めてお渡し
一番簡単で、そして一番コストのかからない方法がこちらです。
ブーケボックスの下の部分にブートニアを置いて、テープで留めるだけです。
ブーケレッスンの場合はこの方法で良いと思います。
●その2)コサージュケースに入れてお渡し
こちらの方法は、クオリティの高いブーケとブートニアをお渡しする際にオススメの方法です。
コサージュケースを用意して、その中にブートニアを入れてお渡しいたします。
(コサージュケースの中に留めて下さいね)
きちんと感や高級感があり、お式の後もそのまましまっておいていただけますね^^
ブーケを配送に出す時は、ブーケボックスの内箱の底に、テープで留めて下さい。
●その3)ブーケボックスにワイヤーで固定してお渡しする
最後にご紹介するのは、ちょっとだけ手間がかかりますが、コストもかからずきちんと見える方法です。
・写真の部分に印をつけます(わかりやすいように赤く大きな印になっていますが実際にはわかる程度で大丈夫です。
・印に目打ち等で小さな穴をあけます。
・ワイヤーでUピンを2本作り、穴に通します。
・ワイヤーにブートニアを入れ、ブーケボックスの内箱の後ろ側でワイヤーをねじり、ブートニアを留めます。
ブートニア用にコサージュケース等をご用意する必要がありませんし、この方法なら配送してもお花が痛みませんね^^
3種類のコサージュをお渡しする方法をご紹介いたしました。
レッスンだったり、オーダーだったり、お値段だったりと、ケースによって使い分けをしていただければと思います。