春のお花がお花屋さんや街中の花壇でも沢山見かけるようになりましたね。
お花は眺めたり、飾ったりすることがほとんどだと思いますが、みなさんはお花を食べたことがありますか?
今回は、食べられるお花「エディブルフラワー」についてご紹介します。
私は、以前所属していたお生花の団体での講習会や花ソムリエの講習会、お花のイベント等でいろいろなお花を食べたことがあります、といってもお花屋さんで売られているお花や花壇等に植えられている観賞用のお花は農薬がかかっているので食べることはできません。
食べることが出来るのは、毒性がなく無農薬・低農薬で食用として栽培・販売されているエディブルフラワー専用で育てられたお花だけです。
参照(農林水産省のサイト)
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1004/spe2_01.html
良く見かけるのはお刺身についている菊(食用菊)ですね。
食中毒を防ぐために添えられるようになったそうです。
花びらをお醤油の中に入れてお刺身といっしょに食べると香りも良くなり歯ごたえも良くなるとテレビ番組などで放送されていました。
参照サイト(雑学.com)
https://kerokero-info.com/2018/03/17/post-18382/
食用菊のほか菜の花やデザートに添えられているハーブ等を食べたことがある方は多いのでは?
そのほか食べられるお花とはどんなお花なのか、私が食べたことがある具体的なお花の例をいくつかご紹介します。
生春巻きに入れたところ春巻きの皮から透けて見えるお花がとってもきれいでした。
細かく刻んでクレープの皮に使いました。
お肉の香付けなどに使われますが、生魚のマリネにたっぷり入れて作ったので食べた時はローズマリーの味しか、しませんでした。(ちょっと入れすぎました)
生野菜サラダに入れました。
2015年と2016年、鹿児島の重富荘であったニコライバーグマン氏のフラワーイベントでのランチはエディブルフラワーを使ったお料理でした。
見た目もきれい、食してもおいしく最高のお食事でした。
(お料理の一部)
・お肉にはバラのはなびら
・菜の花やマリーゴールドやジュリアン
・デザートにはバーベナ
最近はお菓子にエディブルフラワーを使用しているのも多く、数年前お花のバナバロアがメディアでよく取りあげられていましたね。
食べるのがもったいないくらいきれいなデザートですね。
https://www.hana-no-babaroa.com/
また、2011年に名古屋であったカトリーヌ・ミュレー女史のレッスンの際のランチもエディブルフラワーをふんだんに使ったお料理で食べるのがもったいないなと思いました。
(残念ながらお写真がこれしか残っていませんでした)
・ウェルカムドリンクにはバラの花
エディブルフラワーを販売しているお店は少ないので、購入するには、ネット通販が良いかもしれません。
お花を食べるなんて!!と思っている方も、比較的入手しやすいバラの花びらの入ったローズティーなど、レッスンで完成した作品を眺めながら、素敵なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
アトリエMany・上堀内