初めて作ったプリザーブドフラワーアレンジやブーケ今でもきれいに保存できていますか?
プリザーブドフラワーの特性を知っていれば今でもきれいだったのに・・・というような経験はありませんでしょうか?
みなさんも、雨の日や梅雨時期に、飾っているプリザーブドフラワー少し変だな?と思ったことはありませんか?
写真のバラのように花びらが濡れていたことはありませんか?
写真の右側のバラは湿気をおびており、花びらが濡れています。
このようになってもでもどうしていいか良くわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このようにならない為に防止方法がございます。
今回は、プリザーブドフラワーは湿気を吸う性質があるという特性を知らなかった事、防止方法を知らなかった頃の私の失敗談です。
プリザーブドフラワーが、日本で出回り始めたころ、長持ちするお花ってすごいと思って購入し、青いバラのプリザーブドフラワーアレンジメントを玄関の靴箱の上に飾っていました。
その頃は、プリザーブドフラワーの特徴をほぼ知らないので、数日雨が続いたある日、玄関のドアを開けたままにしていたら、みるみるプリザーブドフラワーの青いバラは、濡れてきて、気が付いたら青い液が垂れていて靴箱は真っ青になっていました。
はじめは何が起こったのかわかりませんでしたが、プリザーブドフラワーは着色されていることを知り、青い液が靴箱に落ちて青く染まっていました。
ふき取りましたが色は取れず、結果靴箱は処分することになりました。
そんな失敗をした私も、プリザーブドフラワーを習いなんとなく扱いも慣れてきて、特徴もわかってきたころ、翌日お渡し希望で急ぎのオーダーが入り、プリザーブドフラワーのアレンジメントを作り、机の上に置いたままで、朝をむかえました。
ところがそのアレンジメントを見てみたら、かなり湿気を吸って花びらはすべて濡れていました。
乾かそうと思いましたがそんな時間もなく結果、超大急ぎで作り直しとなりました。
なぜ、そうなったか?と言いますと、梅雨時期で、雨の日が続き全体的に家の中の湿度が高くなっていました。
さらに洗濯物を和室に部屋干ししていた近くのテーブルの上にむき出しのままプリザーブドフラワーアレンジを置いていました。
その、アレンジメントが部屋と洗濯物のすべての湿気を吸ってしまったのです。
7月に資格取得試験を受けた皆様は、梅雨時に花材をそろえたり、作品を作ったりしますので湿気を吸ってしまってプリザーブドフラワーが痛んだようになったことはありませんか?
試験でもそのようなお花を見かけることがあります。
でもどう対処していいかわからなかったという回答がほとんどです。
私のところで、学んでくださっている方や7月の試験を受ける生徒様、他校より受けに来てくださる方にもお話しさせていただいている内容です。
ご参考になればと思います。
ケースはどのようなものでもかまいません。
花用のクリアボックスやブーケボックスじゃなくても大丈夫です。
また、ケースがない時や大きな作品はビニール袋に作品を入れて、押し入れなどに入れる湿気取り剤を一緒に入れて口を軽くしばっておくとプリザーブドフラワーが湿気を吸うのを防げます。
乾燥剤は、市販のシリカゲルや湿気取りをお使いください。
暖かい空気は上の方に行きますので湿気が少ないので、写真のように乾燥剤を入れなくても棚の上に飾っているブーケは約7年前のものですが、とてもきれいな状態で保たれています。
ドア付の棚はクリアケースに入れず、作品をそのまま飾っていますが、市販の湿気取りをいれて定期的に交換しています。
また、生徒様が、鹿児島より南の島に引っ越した時、「湿度が高くプリザーブドフラワーに全てカビが生えてしまい処分しました」と言われたことがありました。
このように、同じ日本でも、湿度の高い・低いがありますので、プリザーブドフラワーの保管は気をつけなくてはいけませんね。
それとお部屋に湿度計もあると便利だと思います。
このような失敗をするのは私だけでしょうが、みなさまも私のように失敗しませんように。
そしていつまでもご自身の素敵な作品が長く楽しめますように。
私は、失敗は成功の元と思っておりますので、失敗して学ぶことは沢山あるなと思っています。
失敗談は大いに語り皆様の参考になればといつも思っております。
こんな、プリザーブドフラワーの知識もFEJアドバイザー検定ではより深く学ぶことが出来ます。
技術があっても知識がなければ指導も販売もうまくいきません。
まだ、FEJアドバイザー検定を受講していない方は是非受けてみてください。
とってもためになりますよ。
アトリエMany・上堀内