皆さまこんにちは。
東京昭島市でFEJオフィシャルスクール(試験校)ルイールを主宰しております松川です。
本日はアーティフィシャルフラワーの枝を使った、リース台の作り方をご紹介させていただきます。
ここ数年アーティフィシャルフラワーの品質が良くなり生花と見間違えるものも多く見かけるようになったのは皆さまご存知かと思います。
お花だけではなく、枝やツルやグリーンなども同様で、とてもリアルなものを見かけることが多くなりました。
こちらの画像、お花はすべてドライフラワーとプリザーブドフラワーなのですが、ツルがアーティフィシャルということ分かりますか?
レッスンですと、生徒さん達が手で触って初めて「あれ、この枝、アーティフィシャルなんですか?」と驚いて下さることが多いほど、色や質感がとてもリアルです。
枝ものは、アレンジに入れて動きを出したり、ボリュームを出したい時にもとても便利なのですが、今日は画像のようなリースを作る際の利用方法をご紹介させていただきます。
今回ご紹介するのは東京堂様で購入した枝なのですが、場所によって木が少しかすれた感じだったり、凹凸があったり等本当にリアルです。
●東京堂様品番 FG5221 15番色 ツイッグバンドル
販売している時はこのようにただ束ねられているだけなので、アレンジやリースに使うイメージが沸かないかもしれませんが、ここ数年はドライフラワーやナチュラルアレンジが流行っていることもあり、品薄になることもあるほどの人気商品です。
それでは早速、アーティフィシャルフラワーの枝を使ってナチュラルに仕上がるリースのテクニックを見ていきましょう。
今回はナチュラルな三日月型リースに使用しますので、完成形をイメージしながら束ねて形を作っていきます。
先ずは丸く曲げて作りたいリースの大きさにしましょう。
画像のように、そのまま束ねた状態で形を作るだけだと、リアルな感じが損なわれてしまいます。
これはリースの土台になる大事な部分ですので、雑な印象にならないよう、次の工程でこの枝に少しだけ手を加え、作りこんでいきます。
ここで何をするかというと、画像のように1本もしくは2本枝を取り、工程①で作った本体に巻き付けていきます。巻き付けることで枝の長さを調整することができます。
その際、巻き付ける場所は後からお花で隠れる場所かどうか確認する必要があります。
またそれだけでは単調になってしまいますので、枝を逆方向にも巻き付けていきます。
ここは特に決まりはありませんので、敢えて不ぞろいになるよう枝のリアルな動きが出すなどして、お好きな形を作ってみてください。
こちらが巻き付け終わった枝です。
敢えて長さを不揃いにしたことで、枝にも動きが出て、よりナチュラルな印象が強くなりました。
またアーティフィシャルですので、お花をいれた後に枝の動きを整えることも可能です。
そして巻き付けた箇所が太くなることで、今回のデザインのような三日月型にお花をのせやすくなります。
花に対してリースが細い場合は、この太い部分に麻のリボンや布を巻いてもいいですし、セックなどのフォームをワイヤーで留めると、アレンジがしやすくなります。
いかがでしたでしょうか。
人気花材ですが、使い方に自信がなかった方は、ぜひリースからトライしてみてください♪
ナチュラルアレンジの流行により、アーティフィシャルフラワーでもリーフや枝ものの種類も大変豊富になりました。
他にも長さや太さ、色の違う枝やツルがいろいろ販売されていますので、アレンジやブーケなどのオリジナル作品などでも是非お使いになってみてください。
東京都昭島市 ルイール 松川光子