皆さんは、今はやりのボタニカル素材や多肉植物などのアレンジを作ろうとしたとき、「自分好みの雰囲気や大きさの器に出会えない」そんな経験はありませんか?
そんな時はぜひDIYで自分の好きな大きさの器を手作りしてみませんか?
セメントと聞くだけで難しそうだと感じるかもしれませんが、実はとっても簡単。
一度覚えてしまうとはまってしまう方もいるほどです。
またセメントは100円ショップなどでも売られているほど、身近に手に入る上、とっても安価です。
今回はDIYで、無機質でおしゃれなセメントの器作りの方法をご紹介します。
ではまず、材料から揃えてみましょう。
●セメント(100円ショップやホームセンターに売られていて、色も白と灰色があります)
数が必要ない場合は100円ショップで十分ですが、量産したい場合はホームセンターで買った方が割安です。
●水
●計量カップ
●セメントを混ぜる入れ物(廃棄してよいものだと片付けが楽)今回は紙コップを使用。
●混ぜる棒やへら(廃棄してよいものだと片付けが楽)今回は割りばしを使用。
●型となる空き容器。
以下はあれば便利なもの。
●やすり
●スタンプやステンシルシートなど
●マスク(粉の吸い込み気になる方)
●手袋(手があれやすい方)
●養生シート(新聞やレジャーシートなど)作業するときにあると便利です。
器は日常生活から生まれる空き容器でOKです。
プリンカップやヨーグルトカップ、ペットボトルにパックジュースや牛乳など、しっかりとしたものなら、あらゆる空き容器の中から自分の作りたいサイズを選んでください。
作りたい大きさが決まったら、それより一回り小さな空き容器も用意します。
またプラスチック容器などはセメントが固まった後、取り外すのに一苦労します。
中がコーティングされている牛乳パックなどの紙容器は剥がす作業がスムーズに出来、女性でも扱いやすいです。
材料を用意したところで、お洒落なセメントの器の作り方をご紹介します。
今回は300gのセメントで牛乳パック1リットルの1/3サイズが一つ出来ました。
水量はセメント袋に書いてある量を参考にしますが、きっちりではなくても大丈夫です。
セメントと水の混ざり具合や容器に流し込んだ時の空気の抜き具合で表面がつるつるしたり、気泡が入ったりと様々なあじのある表情となります。
(きれいにしっかり混ぜすぎないほうがあじが出ます)
気泡を無くしたいときはトントンと型を動かしてください。
一回り小さな型を押し込みます。
真ん中に配置し、浮いてこないようセロハンテープで十字に止めます。
(夏場で1日、冬場で2日程度)お使いになるセメントにより変わります。
プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなどを使用する場合は内側の型も外しますが、もし、生きた植物を植えたい場合は一回り小さな型は外さず使います。
理由は、セメントは強アルカリ性で、植物はアルカリ性の物質に触れると枯れてしまうからです。
そこで鉢が完成したあとには、セメントをミョウバン水につけて、水酸化ナトリウムを取り除く必要があります。
(プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーを使う場合は必要ありません。)
中の容器を取らなければこの工程が省けます。水抜きの穴もあけてください。参考までに。
手を怪我しそうな気になる箇所はやすりをかけると表面が整えられます。
そのままでももちろん、スタンプやステンシルシートを使って装飾しても素敵です。
無機質なイメージのあるセメントも植物が入るととってもモダンでおしゃれなインテリアに早変わり。
ぜひみなさんもトライしてみてくださいね。
シャンリーブル 萱谷厚子