こんにちは!
町田市成瀬【フルールベネット】の通地です!
枝物使いのテクニックvol.2は「折れてしまった枝の処理」と「枝接ぎ」の2本立てです♪
制作をしていると思わぬアクシデントで枝が折れてしまうことも少なくありません。
そんな時は慌てず、諦めずに上手に補修を行いましょう。
今回の折れた枝処理は接着剤を使用して対応をしてみたいと思います!
先ずは接着剤を準備しましょう。
接着剤は東急ハンズなどで2000円前後で購入ができます。
中身はベースとなる「主剤」と「硬化剤」の2本に分かれています。
これを同様の割合で混ぜることで凝固します。
取出しはアルミホイル等に出すと安全に扱えます。
多く使用する場合でも都度、少量ずつとり出して使用した方がダマになりません。
折れてしまった枝の断面です。
表皮も剥けてしまっていますが、できるだけ元に戻すためそのままにしておきましょう。
接着剤を塗るのは枝取りなどで使用しなかった細い枝などを使用しましょう。
よく混ぜ込んで使用します。
接着剤の種類により効果速度なども変わりますので、仕様は必ず確認をしてください。
折れて向けてしまった箇所に塗り付けます。
そっと元に戻します。
完全に硬化するまでの間はワイヤーで仮留めをします。
枝に傷がつかないように♯26程度の細さがベターです。
症状によって仮留めする位置や箇所を増やしてください。
完全に硬化したら完了です。
枝接ぎは本来そこにはない場所に枝を増やすテクニックです。
ボリューム感を出したり、イメージ通りの枝物が揃わなかった時に利用できる方法です。
まず使用するのが電動ドライバーです。
先端が細いドリルなどがセットで購入できる場合はあると便利です。
手動で穴を空けるピンバイスなどもありますが、枝の固さによってお使い分けください。
枝の直径に合わせてドリルを選びます。
今回は所持している中で1番細いドリルを使用しました。
まずは枝接ぎを行いたい位置を確認します。
枝の節や色などを見ながら極端に不自然にならないように気を付けてください。
位置が確認できたら穴を空けます。まずは元の枝の方からです。
斜めに枝が接合するので、少し斜め気味にドリルを入れます。
ゆっくり低速で回転させながら最初の入り口を作ると穴を空けやすくなります。
まず1つ穴あけができました。
次に付け足す側の枝の処理です。
切り口の中心に対して爪楊枝などで、穴あけのガイドを付けてあげるとやり易くなります。
枝同士を繋ぐのに♯18ワイヤーを使用します。
枝に空けた穴の直径に対してワイヤ―を重ねる本数を調節てください。
本数がまとまったらフローラルテープを巻きつけます。
接着剤でつける前に穴の径が合っているかチェックしてください。
緩い場合は時間経過によって外れてしまう可能性があります。
接着剤を先端に付けます。
元の枝側にグッと押込み固定させます。余分なワイヤーは切りとります。
反対側のワイヤ―にも接着剤を取り付け、枝を差し込みます。
力の入れすぎでワイヤーが曲ったり、ワイヤーが付き出ないように手元も注意してください。
接着剤が乾いたら枝接ぎの完了です。
上手に枝接ぎを行うコツは隙間が出来ないように繋ぐことと、
その他の枝の流れに合った角度で差しこむことです。
このテクニックでよりイメージ通りな作品になるようにチャレンジをしてみてください!
続けて、【枝使いのテクニックvol.3 花留としても使える表現の幅が広がる「挟む」テクニック】も合わせてご覧ください。
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フラワー&輸入雑貨「フルールベネット」通地 美弥子
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