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フレッシュフラワーで作ったヘッドパーツの保管方法&花の長持ち実験

2021.04.30
投稿者:tsuge

みなさま、こんにちは。 
神奈川県横浜市でFEJオフィシャルスクール「フレーズ」を主宰している柘植です。

フレッシュフラワーのヘッドパーツ(髪飾り)シリーズの続編です。

 

前回はご自宅で作れるフレッシュフラワーのヘッドパーツの基本編として、

・お花の選び方

・鮮度と花屋さんで買うタイミング

・基本のヘッドパーツの作り方

・持ち込みで美容室でヘアセットをお願いするときの注意点

などをご紹介しました。

見逃してしまった方はこちらからご覧くださいね!

ウェディングにも使える♪フレッシュフラワーのヘッドパーツ基本の作り方

 

2回目となる本日は、作ったヘッドパーツの鮮度をできるだけ保つ保管方法をご紹介。

また、最後にお花の長持ち実験もしましたので、そちらも必見です♪

 

フレッシュフラワーで作ったヘッドパーツの保管方法&花の長持ち実験

 

フレッシュのヘッドパーツは当日作ったほうがよい??

フレッシュのヘッドパーツは水下がりしてしまったらアウトですよね。

心配だから使う日の当日作るのがベスト・・・なのは当然なのですが、ウェディングや成人式などでは着付けやヘアセットの時間によっては早朝から出かけなければいけないことも。

そうなると朝から作ることは難しい・・。せめて「前日に作りおき」できたら嬉しいですよね。

そこで前日に作ったヘッドパーツの鮮度をできるだけ保てる保管方法を考えてみました。

 

用意するもの

用意するのは、タッパー、キッチンペーパー、霧吹き(または水差し)。

そして冷蔵庫です!

それでは実際にやり方をご紹介しますね。とっても簡単です。

 

 

タッパーの底にキッチンペーパーを敷いて、たっぷりの水で濡らしておきます。

 

ペーパーの上に作ったヘッドパーツを並べて、上からさらにキッチンペーパーをかぶせてたっぷりと霧吹きでぬらせばOKです。

花は重ねてしまうとつぶれてしまうので、重ならないように並べてくださいね。

 

ローズとカーネーションも同じように入れてみました。

少しタッパーが小さかったのでワイヤーを曲げています。まっすぐ入る大きさのものがあればベストです。

 

あとはタッパーのフタを閉めて、冷蔵庫へ入れるだけです。

 

花は温度が高くなると呼吸量が増え、開花が進み老化も早まります。

またヘッドパーツに加工している花はテープを巻いているので水分が抜けやすく、そのままの状態で放置するとすぐにしおれてしまいます。

 

ぬらしたキッチンペーパーで水分を保ち、温度の低い冷蔵庫に入れることによって一時的ですが花がしおれるのを遅らせることができるのです。

 

冷蔵庫のどこに入れたらベストかというと、冷蔵室より「野菜室」の方がおすすめです。

 

フラワーショップには「キーパー」と呼ばれるお花専用の冷蔵庫があるのはご存知ですよね。

一般的にはキーパーの温度は約10~15度といわれています。

冷蔵庫の場合は冷蔵室で約2~6度、野菜室で3~8度です。(※メーカーによって設定温度は異なります)

お花が快適に過ごせるキーパーの温度により近い野菜室の方が保管に向いているのがわかりますね^^

 

前日に作ったヘッドパーツならこの方法で翌日使うまで鮮度を保って保管できます。

 

実際に花の長持ち実験をしてみました!

タッパー&冷蔵庫で保管した花がどんな状態になるか実際に実験してみました。

念のため2日後の様子を写真に撮ってみました。

 

ローズ)

 

カーネーション)

カスミソウ)

スターチス)

アイビー)

 

いかがでしょうか。どれもしおれたりせず問題なく鮮度が保たれているのがわかりますよね^^

実はこのあとさらに3日ほど冷蔵庫で放置したのですが、スターチスが少し色が変化した他はほとんど変化がありませんでした。

スターチスはもともと水分の少ない花なので、密閉された空間で水分の多い状態で保管するより、普通に室内に置いておく方がよいかもしれません。

 

冷蔵庫に入れない方がよい花もある?

今回作ったパーツの中で、「ミモザ」はあえて冷蔵庫実験はしませんでした。

ミモザは花に水分がついたままの状態だと茶色くなってしまったりカビが生えやすくなるからです。

ドライフラワーに向くような花は水下がりの心配はありませんので、普通に室内保管で大丈夫だと思います。

 

ミモザ、室内で放置して3日後)

 

またもともとの花の性質で低温が苦手な花もあります。

アンスリウム、デンファレ、オンシジュームなど。

暖かい地方が原産のお花は寒さが苦手なので、低温障害を起こしてしまうことがあります。

 

 

もうずいぶん前の話ですが、私がフレッシュフラワースクールのアシスタントをしていたころ、夏場はエアコンの利いた小部屋をキーパー代りに使っていました。

アンスリウムの水揚げをした後、低温が苦手なことを知らなかったため他の花と一緒にキーパー室の風の当たる場所に置いてしまい、花の一部が茶色くなり使えなくなった苦い経験があります。

アンスリウムをヘッドパーツに使うことはあまりないかもしれませんが、デンファレなどは使うこともあるかもしれませんので、気をつけてくださいね。

 

まとめ

2回にわたってフレッシュフラワーで作るヘッドパーツについてご紹介しました。

サンプルとして使った花は6種類ほどです。

実際にご自身で作られる場合は花屋さんで水落ちしにくい花はどれかアドバイスをしてもらって購入しても良いと思います。

機会があればぜひ作ってみてくださいね。

 

レーズ(FEJ神奈川オフィシャルスクール)柘植 恭子

 

 

 

 

 

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Living in Tokyo / floral designer

フラワーエデュケーションという花協会で花の楽しさを伝えています。古くて美しいもの、手作業の心躍る時間が大好きです。