入園、入学、入社などお祝いをする機会が増える春。和風のお花を贈る場合も多いのではないでしょうか。
そんな和風アレンジメントのワンポイントにもなるリボンワーク「几帳結び」をご紹介したいと思います。
几帳結びは、平安時代以降の公家の邸宅に使われていた間仕切りである「几帳」を飾るために使用されていたことが名前の由来です。
クローバーの葉に似た形が特徴的な結び方であり、和風に仕上げたいときにおすすめのリボンワークです。
リボンよりもひもやコードで作成するのに向いています。
紐を半分に折ります。
紐が短いとリボンを作りにくいため、70㎝から80㎝ほどの紐やコードを準備します。
左の紐を、写真のように折り曲げます。
先ほど作った輪の左横に、もう一つ輪を作ります。
下に残った紐で、リボンを結ぶように下から上に紐をかけます。
先ほど作った部分がほどけないように左手で抑えておきます。
今度は上に残っている紐で輪をつくり、①で作成した輪の中に写真のように入れ込みます。
③でかけた紐の下を通ります。その後、②で作った輪に紐を上から下に向かって通します。
もう一度、来た道を戻ります。
③でかけた紐の下を通り、②で作った輪に紐を先ほどとは逆の下から上に向かって通します。
リボンの先端を好きな長さに切り、完成です。
今回は組み紐を使用しましたが、紐を変更するだけで雰囲気は異なります。
あまり太い紐だと中心部分が緩みやすくなるため、比較的細めの方が締まりやすいと思います。
アレンジに加えるだけで、華やかにもなりポイントにもなるのでぜひ取り入れてみてくださいね。
大阪オフィシャルスクール
メリア 末吉伸子