FEJライセンススクール会員の皆様へお届けしている無料メルマガ「プロフェッショナルの部屋」。旬の情報から講師として必要な知識まで、花や手工芸に関する情報をお届けし、花活動のヒントにしていただいています。
こんにちは。
フラワーエデュケーションの岡村です。
長いようであっという間に終わってしまった試験月間。今回もたくさんの受験生の皆さんとその作品に触れ、フレッシュな感覚をお裾分けいただきました。
そのおかげで、気持ちだけは少し若返ったような気がしています(笑)
今回も素晴らしい生徒様を送り出してくださった先生方、本当にありがとうございました!
合否判定は昨日配信されていますので、今か今かと待ちわびていらっしゃる生徒様へ、ぜひ一秒でも早くご連絡いただけますと幸いです。
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さて、今日は「オーダーアレンジ」のご依頼についてお届けしたいと思います。
minne・Creemaなどのハンドメイドサイト大流行によって、オーダーアレンジのご依頼も増えてきているようです。
それ以外でも、お花を習っていることを周囲に知らせると、オーダーって意外にいただくものですよね。
特にお知り合いからだと、嬉しくてついつい何も考えずに無条件でお引き受けしてしまいがちですが、その後その判断を大いに悔やむこともあり得ます。
そこで今回は、オーダーを受ける際にしてはいけないことを5つについて以前ご紹介した記事内容も交えてお伝えしたいと思います。
『トラブル回避の法則!【オーダー時にしてはいけない5つのこと】』
その1)安易な料金設定
その2)代金後払い
その3)希望の雰囲気が曖昧なままの花材確保
その4)希望納期が短かすぎるオーダー
その5)簡潔なお断りメッセージ
こちらはダイジェスト版になりますが、ぜひご覧下さいませ!
販売コースを受講している方は、原価と売価の関係を理解されているので、ご希望のデザインやサイズをお伺いしたら、おおよその売価がすぐに想像できます。
ですが間違えないでください!それは制作者側の都合で考えたアレンジ、量産することを前提としたアレンジの場合の価格設定です。
私はよく販売コース講義の際に「販売価格に、ご自身のデザイン・制作時間などは反映されていますか?皆さんはご自身のアトリエのオーナー兼スタッフです。スタッフの制作時給が300円にも満たないブラック企業になっていませんか?」とお話しします。
つまり販売価格の中には、花材にかかる原価の他に、デザインに費やした時間や制作した時間などの対価も含まれていなくてはいけません。
自分の作りたいデザインや売りたい商品を作る時には、仮に同じデザインを10個制作する場合、デザインに費やした時間の対価を10個分に割り振る事ができます。
ですがオーダーの場合は、事前に打ち合わせをしてお客様のご要望を明確に引き出し、その方の為だけにデザインを考えます。つまりオーダー作品の場合は、1つの作品の為だけに手間や時間を費やしているので、通常の販売作品よりも価格を高く設定する必要があります。
「デザインを考えるのは好きだから、それを手間とは考えません」
「思ったよりも簡単だったので、オーダー料金は必要ありません」
FEJにはこのように考える優しい方が多いと思います。
ですがこれだと、通常アレンジをご購入くださる常連さんが必ず激減してしまいます。
「この小花が少しイメージと違うけど、オーダーすると時間もお金もかかるから、今回は通常アレンジを購入しよう」
と考えていた方が
「希望したイメージ通りのアレンジを作ってもらって料金が変わらないなら、今後も絶対にオーダーしよう!」
となるのは当たり前ですよね?
お客様のイメージ通りの作品をご提供して、喜んでいただけるのはこの上ない喜びですが、時間は有限です。
長くこの仕事を続けたいのであれば、時間を有効に使う工夫が必要ですので、やはりオーダーをいただいた際には、数百円でもいいので、通常料金よりも割高にする必要があります。
こちらのテーマの続きは本編でご覧ください。
(本編ではこちらの2テーマに加えて、更に3つのテーマについて解説しています。続きは、本編にてどうぞご覧ください^^)